2011年11月8日火曜日

ロボット・スーツ:HAL & ホンダ・アシモ

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● ロボット・スーツ




AFP BBNews 2011年11月07日 20:36 
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/disaster/2839313/8043705

原発作業に「ロボットスーツ」を、サイバーダインが公開







 11月7日 AFP】茨城県つくば市のロボットベンチャー企業サイバーダイン(Cyberdyne)は7日、放射能で汚染された原子力発電所で重い防護服を着込んで作業をする原発作業員のための新型ロボットスーツを公開した。

 サイバーダインは、人間の動作をアシストするバッテリー駆動のロボットスーツ「HAL(ハル)」の改良版をデモンストレーションした。
 このロボットスーツは、重さ60キロにもなるタングステン入りの放射線防護服の下に着用することができるという。

 サイバーダインによると、不織布のタイベックでできた防護服は軽量で、放射性物質の付着を防ぐことはできるが、放射線そのものから身を守る効果はない。
 放射線を遮断できるのはタングステン入りの防護服だが、非常に重く、作業員が重度の汚染地で長時間着用して作業するのは困難だった。

 東日本大震災で事故を起こした東京電力(TEPCO)福島第1原発では、平日には2000人以上の作業員たちが作業に当たっている。
 この新型ロボットスーツが福島第1原子力発電所の汚染区域で使われるかどうかはまだ決まっていない。

 「ハル」は体表を流れる微量の電流をとらえて筋肉の動きを予測し、装着者の動きを支援する。
 電池駆動するハルの下肢ユニットは、10月末現在、113の病院や福祉施設などにリースされている。(c)AFP


 「HAL」っていうのは確か「20**宇宙の旅」かなんかの中央コンピュータの名前ではなかったろうか。
 調べてみたらあった、「2001年宇宙の旅」、「2010年宇宙の旅」にでてくる「HAL 9000」であった。
 HAL 9000 (ハル ナインサウザンド、日本語での呼称はハルきゅうせんとされることが多い)は、人工知能を備えた架空のコンピュータのことである。
 HALの命名は「IBMのそれぞれ前の文字からとった」(H←I、A←B、L←M/IBMより一歩先行くコンピュータを意味させている)という説が根強くあるが、監督を始め本作の関係者は皆一様に否定している。実際は Heuristically programmed ALgorithmic computer (発見的な(ヒューリスティクス)プログラムをされたアルゴリズム的コンピュータ)の頭文字ということになっている。
 しかしながら、後にクラークは噂が「あまりに強力に信じられているため、説得をあきらめた」と語っているという。

 ちなみにアーサー・クラークのSFだが、後に「2061宇宙の旅」と「3001年終局への旅」が出版され両方とも読んだが、後者はまるで面白くなかった。



2011年11月8日 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/news/20111108-OYT8T00101.htm

原発作業用ロボットスーツ


● 緊急開発された耐放射線ロボスーツ。
 重さ約40キロの防護服を着けても歩行や作業が容易にできる

 筑波大発のベンチャー企業「サイバーダイン」(つくば市)は、放射線被曝(ひばく)を防ぐ金属製防護服を着用した人の作業負担を軽減するロボットスーツを開発し、7日、報道陣に公開した=写真=。福島第一原発など放射線量が多い現場での活用が期待される。

 同社によると、被曝量を半減させるためには重40~50キロのタングステン製の防護服が必要とされるが、移動や長時間の作業が困難だった。ロボットスーツは最大60キロの重量まで耐えられるよう金属の強度を上げ、防護服を支えるフレームをつけ、歩行など脚の動きを支援する。
 ロボット本体はバッテリーを含めて約15キロあるが、重さを感じずに動かすことができるという。

 原発事故を受け、国内の原発プラントメーカーが7月、
 医療・福祉用ロボットスーツ「HAL」
を開発した同社に依頼した。
 同社では冷却装置が付いたタイプのロボットスーツの開発を急いでいる。
 社長の山海嘉之・筑波大教授は
 「段差のある場所など機械では難しい作業や、最前線に無人ロボットを投入する際に活用してほしい」
と話している。


 モビル・スーツのようでもあるが、あれバカでかい。
 確かあれは胸の部分に運転席があり、そこに人間がはいるオペレーションするものだったと覚えている。
 このロボット・スーツからの
 第一印象はスターウオーズに出てくる2体のロボットのうちの人間型ロボット
の方であった。

 今回の事故で一気に原発周辺の機器開発が進むのではないだろうか。
 おそらくこれ、日本に圧倒的な技術優位をもたらすことになるであろう。
 これから始まるであろう原発輸出は、事故防止設備に加えて、事故が起こったときの「事故対応技術」とがセットされた形で進んでいくであろう。
 それがないまず原発は売れない。
 「安全です、安全です」の掛け声だけでは、お客は納得しない
 「もし、事故が起こってしまった時、どういう対応ができますか」
ということが顧客の最も知りたいところであり、その技術をもっていないと原発は売れない









 ロボットといえば「ホンダ・アシモ」と「ムラタ・セイサク」が双璧だが。
 アシモの ニュースがありました。


毎日jp 2011年11月8日
http://mainichi.jp/select/wadai/graph/20111108_2/

ホンダ:ロボット「ASIMO」の新型発表 自ら判断し行動


● 3人が同時に発する言葉を聞き分ける新型ASIMO=ホンダ提供

 ホンダは8日、人間型ロボット「ASIMO」の新型を発表した。
 自動制御装置を新たに搭載して自律性を高め、人の操作を介さず連続で動き続けるようになった。
 知能、身体両面での状況適応能力も向上させ、公共の場所などでの実用化に近づいた。
 同社は「『新型ASIMO』は、周囲の人の動きに合わせて自ら行動する『判断』能力を備えたことによって、これまでの
 『自動機械』から『自律機械』
へと進化した」としている。

 知的能力については、各種センサーからの情報を総合的に判断し、周囲の状況や自身の行動決定などを行うシステムを新たに開発。
 行動の途中でも相手の反応に応じて行動を変えたり、人の動きなどに合わせて対応できるようになった。
 視覚センサーと聴覚センサーを連動させ、顔と音声を同時に認識することで、人には難しい複数人の発話を同時に聞き分けられるという。

 身体能力も高まった。従来よりも脚力を強くしたことや脚の可動域を拡大したことに加え、着地位置を動作中に変更できる新たな制御技術を取り入れたことで、歩行や走行、バック走行、片足ジャンプ、両足ジャンプなどを連続して行えるようになり、これにより、凹凸のある路面でも安定姿勢を保って歩けるなど、外部の状況の変化に、より柔軟に適応できるようになった。

 作業機能については、手には手のひらに触覚センサー、5本の指にそれぞれ力センサーを内蔵し、指は独立して制御できるようになり、視覚や触覚と組み合わせた物体認識技術と組み合わせることで、瓶を手に取ってふたをひねり、中身の液体を軟らかい紙コップに注ぐなど、器用な作業が可能になった。
 複雑な指の動きが必要な手話表現もできるという。





ANNニュース








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