2011年11月10日木曜日

中国のR&D人材競争力、質・量ともに韓国を圧倒

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2011年11月10日10時47分 [ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
http://japanese.joins.com/article/435/145435.html?servcode=A00&sectcode=A30

「中国のR&D人材競争力、質・量ともに韓国を圧倒」

韓国の科学技術分野の「人材競争力」が、量的な面だけでなく質的な面でも中国に大きく劣っていることが調査で分かった。
 全産業にわたり中国に対する技術優位が脅かされているのだ。

サムスン経済研究所(SERI)は9日、こうした内容の報告書「韓中人材競争力比較研究」を出した。
 報告書によると、韓国は理工系大学院卒業生、研究開発(R&D)人材および投資規模などで中国に大きく後れをとっている。

自動車・造船・石油化学などの分野で、中国R&D人材は韓国に比べて3-4倍多かった。
 また環境・エネルギー・バイオ・製薬など未来産業分野でも7-10倍多かった。

問題は質的な面でも中国に劣っているという点だ。
 世界10大学術誌に掲載された科学技術分野の論文を見ると、
 中国は情報通信2位、ソフトウェア4位、環境・エネルギー分野3位だが、
 韓国はそれぞれ10位、17位、15位にとどまった。

専攻別の世界100大大学の順位でも中国はコンピューター工学分野に7大学が含まれたが、韓国は2大学にとどまった。
 工学技術が優秀な大学は中国が9大学である半面、韓国は2大学にとどまった。

報告書は「中国の海外優秀人材誘致政策に注目するべき」と指摘した。
 代表的な例が「華人科学英才」プロジェクトだ。
 中国は海外で活動している中国系科学技術人材1052人を特別管理対象に選定し、破格的な条件を提示して誘致している。


 なんでこういう記事が出てくるのだろう。
 ベースにあるのはこの一言。
 「全産業にわたり中国に対する技術優位が脅かされているのだ。」
 つまり、われらは全産業にわたって本当は中国より技術的優位にたっている、という認識が基礎にあるということだが。
 中国は自前のロケットでどんどん宇宙に乗り出しているのに、一方はロシアのロケットに乗せてもらっているだけ。
 せいぜいのところスマホと自動車くらいが優位で、それも早晩中国に追い抜かされるであろう。
 全産業というのは、どうにもおこがましいが。
 でも、スルリと口から出るところがご愛嬌。
 そこに日本人がいたらまじまじとその人の顔を眺めてしまう。
 冗談で言っているの、それともマジでか。
 技術というのは謙虚さがないと流れていかない。
 すべてのものを自力で開発するなんていうのは無理なこと。
 アイデアがないと行き詰まってしまう。

 中国は宇宙でのドッキングにも成功した。
 スーパー高速列車はちょっと躓いたが、そのうち復活してくるだろう。
 さらに、ヒュンダイかキアのうちのどちらかが、そしてサムスンかLGのうちの一社が中国企業になるだろう。
 とすれば、中国と韓国は離れがたい関係になるはずである。
 ライバル視するとロクなことはない。
 アップルとサムスンみたいになってしまう。
 みんなでなかよくやっていきましょう、ということが必要なのだが。
 でも、中国と韓国のライバル意識は結構すごいものがあるから少々怖いのだが。
 


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