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● 中国は1日午前6時58分(日本時間)、無人の宇宙飛行船「神舟8号」の打ち上げに成功した。
神舟8号は午前7時20分までに予定の軌道に乗ったことが確認された。
神舟8号は9月29日に打ち上げた天宮1号とのドッキングを目指す。
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サーチナニュース 2011/11/01(火) 07:27
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1101&f=national_1101_019.shtml
中国が神舟8号打ち上げに成功…ドッキングに挑戦
神舟8号は長征2号Fロケットを使って打ち上げた。
打ち上げ場所は内モンゴル自治区最西部にある酒泉衛生発射センター(最寄りの都市は甘粛省酒泉市)。
天宮1号は試験用の宇宙ステーションで、最大の目的は無人の神舟8号、有人の神舟9号とのドッキングだ。
神舟8号は打ち上げ後2日以内に天宮1号とのドッキングを行う。
強烈な太陽光線の影響を避けるため、地球の影となった部分でドッキングを試みるという。
ドッキングの最終局面は、地上からの指示ではなく、衛星に搭載している機器を用いての自動制御で実施する。
ドッキングして2日後には、再び分離して神舟8号と天宮1号を5000メートルほどの距離に離す。
適当な機会をみて2度目のドッキングを行う計画だ。
ドッキング技術は、大型の宇宙ステーション建設や月への有人飛行に欠かせない技術だ。
2012年に打ち上げ予定の神舟9号は有人飛行で天宮1号とのドッキングを目指す。
ただし、宇宙飛行士が乗り組むかどうかは、神舟8号の実験の成果をみて、最終的に判断するという。
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サーチナニュース 2011/10/28(金) 14:36
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1028&f=national_1028_129.shtml
中国人専門家「わが国、唯一の宇宙ステーション保有国になるかも」
中国載人航天工程応用系統(中国有人宇宙飛行プロジェクト応用システム)の総責任者を務めた張厚英氏はこのほど、中国は2020年に世界で唯一、宇宙ステーションを保有する国になる可能性もあると述べた。
中国新聞社が報じた。
宇宙ステーションとは地球軌道上にあり、人間がそこで活動しつづけられるよう設計された人工天体を指す。
通常は宇宙飛行士や科学者が一定期間ごとに交代しながら、それぞれの任務を遂行する。
現在、軌道上にあるのは米、露、日本、カナダ、欧州宇宙機関が共同で建設・運用している国際宇宙ステーション(ISS)だ。
当初は2016年までの運用とされていたが、米国により延長が検討されている。
張氏によると、中国は2020年に宇宙ステーションの打ち上げを実施する予定だ。
そのため、中国は同時点で世界で唯一、宇宙ステーションを保有する国になる可能性がある。
しかし、中国が本格的な宇宙ステーションを建設するためには、解決せねばならない問題もある。
宇宙ステーションは巨大であるため、一度に全体を打ち上げるのではなく、部分(モジュール)ごとに打ち上げて軌道上で組み立てる。
それにしても、中国が現在保有されている打ち上げ用ロケットの長征シリーズでは、打ち上げられない部分が出てくるという。
張氏によると、中国は宇宙ステーション建設も念頭に置き、長征5号ロケットの開発を進めている。
25トンの重量を1回の打ち上げで宇宙空間に運べることになるという。
長征5号の直径は5メートルで、現在使用している長征シリーズの3.25メートルを上回る。
そのため既存の打ち上げセンターは使えず、海南省に建設中の新しい打ち上げセンターを利用することになるという。
長征5号は天津市内で作られるので、海南省まで船で運ぶ予定だ。
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◆解説◆
米ビゲロー・エアロスペース社によると同社は現在、宇宙ホテル「ギャラクティック・スイート」の建設を予定している。
これまでの発表にると、2012年の予定だ。
同ホテルが稼働すれば、商業用に運営している部分とは別に実験用のモジュールを結合することができるので、ISSと同様の利用も可能との見方がある。
ロシアのオービタル・テクノロジーズ社も、商業用宇宙ステーション「CSS」の建設を計画している。
宇宙ステーションについては、これまでのように国または国の機関が主体になって計画を進めるのではなく、民間ベースのビジネスとして進められ、必要に応じて研究組織なども利用できる方式が、世界の潮流になりつつあるとの見方もある。
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CNNニュース 2011.11.01 Tue posted at: 09:59 JST
http://www.cnn.co.jp/fringe/30004436.html
中国、無人宇宙船の打ち上げ成功 初のドッキング実験へ
(CNN) 中国は現地時間の1日午前6時ごろ、北西部の酒泉衛星発射センターから無人宇宙船「神舟8号」を打ち上げた。
宇宙ステーションの建設を目指し、地球軌道上で実験モジュールと初のドッキング実験を実施する。
打ち上げの様子は中国国営テレビで生放送された。
神舟8号が軌道に入り、太陽光パネルを展開すると、管制官の間から大きな歓声が巻き起こった。
神舟8号は9月に打ち上げられた実験モジュール「天宮1号」(重さ8.5トン)とドッキングさせる計画。
今回の打ち上げは、有人宇宙ステーション運営の前提となるドッキング実験に向けた第2段階となる。
中国は2003年に同国初の有人宇宙飛行を成功させている。
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ドッキングに成功
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サーチナニュース 2011/11/03(木) 12:56
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1103&f=it_1103_004.shtml
神舟8号と天宮1号がドッキングに成功、次は12日後か
ドッキング目標機「天宮1号」の打ち上げから32日が経過した11月3日1時43分、中国の甘粛省と陝西省の上空で、無人宇宙船「神舟8号」は中国初となる宇宙空間でのドッキングに成功した。
ドッキング機構の接触から、神舟8号と「天宮1号」は15分以内に目標探知、緩衝、接近、固定の4つの工程を行ってドッキングし、結合体を形成し、最初のドッキング任務を終えた。
中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。
専門家によると、これらの工程はすべて宇宙船とドッキング目標機に取り付けられているドッキング機構が行う。
中国で最も複雑なこの機構は、1万を超えるパーツからなる。
今回使用されるドッキング機構は中国が十数年かけて自主開発したものだ。
最初のドッキングに成功した後、天宮1号と神舟8号は結合体を成したままで飛行し、天宮1号を通してコントロールし、神舟8号は停止状態となる。
結合体は軌道上を12日間飛行し、2回目のドッキングのタイミングをはかる。
ドッキング機構を解除し、2つが離れてから、順序に沿って2回目のドッキングを行う。
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FNN ニュース 2011/11/03 12:42
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00210830.html
中国打ち上げの無人宇宙船、宇宙空間上の実験室とのドッキングに初成功
中国が打ち上げた無人宇宙船が、宇宙空間上の実験室とのドッキングに初めて成功し、将来の宇宙ステーション建設に向け、大きく前進した。
ドッキングに成功したのは、1日に打ち上げられた無人宇宙船「神舟8号」と、2011年9月に打ち上げた無人の実験室「天宮1号」。
ドッキング実験は、日本時間3日午前2時半ごろに行われ、温家宝首相らが見守る中、実験成功が宣言されると、大きな拍手と歓声が起きた。
中国は、宇宙開発に力を入れていて、実験の様子は、中国国営テレビで生中継されたほか、3日朝の新聞各紙も実験成功を大きく伝えている。
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Sorae.jp November 15 - 2011 - 神舟
http://www.sorae.jp/030606/4551.html
中国国家航天局(CNSA)は11月14日、無人宇宙船「神舟8号」と中国初のドッキング目標機「天宮1号」との2回目のドッキング試験を行った。
北京時間11月14日19時24分(日本時間20時24分)、北京宇宙飛行管制センター(BACC)からコマンドが送信され、「天宮1号」にドッキングしていた「神舟8号」が切り離された。
「神舟8号」は「天宮1号」の後方140m地点まで後退し、停止した後、再び接近して、北京時間11月14日20時(日本時間21時)、2回目のドッキングを成功させた。
今回のドッキング試験では太陽が当たる地域で実施され、太陽光下での作業への影響などが調べられた。
また、「天宮1号」からの撮影も行われ、切り離しと再ドッキングの様子も北京宇宙飛行管制センターに届けられた。
なお、CNSAは今後、「神舟8号」の切り離し及び帰還の準備を進める。
「神舟8号」は11月16日にドッキングを解除し、11月17日に地上に帰還する予定となっている。
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サーチナニュース 2011/11/17(木) 21:44
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1117&f=national_1117_260.shtml
中国の宇宙船「神舟8号」が帰還…2度のドッキングに成功
中国がドッキングの技術を確立するために打ち上げた「神舟8号」が17日午後8時30分(現地時間:同午後7時30分ごろ)、予定されていた内モンゴル自治区内に着陸した。
「神舟8号」は先に打ち上げられていた「天宮1号」と2度にわたりドッキングを行った。中国新聞社が報じた。
中国は宇宙ステーションの建設と、有人の月着陸を目指している。
そのために、軌道上における宇宙船同士のドッキング技術は不可欠だ。
今回の計画では、まずドッキングの標的となる無人の宇宙船「天宮1号」を9月29日に、次いで無人の「神舟8号」を11月1日に打ち上げた。
「神舟8号」は11月3日に「天宮1号」とドッキング。
いったん分離して双方を離し、14日には再度ドッキングさせた。
その後、改めて「神舟8号」を分離し、17日に着陸させた。
中国は2012年に有人の「神舟9号」を打ち上げて、改めてドッキングに挑戦する計画だ。
「神舟8号」も本来は有人で打ち上げることができる宇宙船であり、今後は「神舟8号」の飛行について詳細に分析し、
「『神舟9号』を有人で打ち上げることが可能かどうか」
の最終判断をすることになる。
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