2011年10月23日日曜日

現代自「EON」、インド市場でスズキ「アルト」に挑む

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● 現代自動車 EON



朝鮮日報 記事入力 : 2011/10/23 09:36
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2011/10/23/2011102300138.html

現代自「EON」、インド市場でスズキ「アルト」に挑む
現代自、インドで「小型車めぐり大きな挑戦」
800ccの新型軽自動車発売、燃費・パワー共に向上…インドでシェアトップの「アルト」と勝負
世界の自動車大手も新車を続々発売

 世界最大の小型車市場とされるインドで、現代自動車が従来の自社製の小型車よりも30%安い800ccクラスの新車を発売し、「小型車戦争」に火を付けた。
 現代自のインド法人である「HMI」は10日、800ccのガソリンエンジンを搭載した軽自動車「EON」を13日から販売する、と明らかにした。

■インドで1位のマルチ・スズキがターゲット

 「EON」は、現代自がインドで発売した車の中で最も小さなモデル。
 現代自はインドの自動車市場でシェア2位につけており、1100ccクラスの「i10」(約57万円)を主力モデルとしていた。
 値段も「i10」より30%安い25万ルピー(約40万円)で、
 世界で最も安い車のタタ「ナノ」(624cc、約24万円)」に一歩近付いた。
 シェアトップを誇るマルチ・スズキの人気モデル「アルト(796cc、約39万円)」とほぼ同価格帯を形成しており、両モデルは販売台数をめぐり激しいデッドヒートを繰り広げることが予想される。

 今年に入って8月まで、インドの乗用車市場のシェアトップはマルチ・スズキ(45.2%)で、次いで現代自(18.2%)、タタ(12.0%)、フォルクスワーゲン(5.4%)、フォード(4.9%)の順となっている。
 現代自が1位のマルチ・スズキを追い抜くためには、小型車部門でヒット作を開発するほかなかった。
 現在インドで販売されている小型車の2台に1台は、マルチ・スズキの「アルト」というわけだ。

 HMIのパク・ハヌ法人長は
 「南部のチェンナイ工場で生産される“EON”はスタイルと性能、安全性の面で、インド市場で小型車の新たな基準となる」
とした上で
 「バイクから乗用車に乗り換える新規の消費者がターゲット」
と話した。
 インドで戦略型小型車を発売するために、現代自本社の研究本部(南陽研究所)とHMIハイデラバードの研究開発(R&D)センターが開発段階から手を結んだ。
 生産部品の95%を現地で調達することで、「i10」よりも現地調達の割合を10%ほど高めた。
 エアコン、オーディオなど利便性の高い仕様も機能を簡素化することによる安価なモデルを搭載、生産コストを抑えた。
 また、燃費もライバルの「アルト」に比べ7%アップの1リットル当たり21キロ
まで引き上げ、最大出力も6.4%アップの50馬力にまで高めた。





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