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● ミアシャイマー教授:朝鮮日報より
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朝鮮日報 記事入力 : 2011/10/10 10:55
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2011/10/10/2011101000781.html
シカゴ大教授「中国は冷戦時代のソ連より脅威」
ミアシャイマー米シカゴ大教授インタビュー
「中国の国力がさらに大きくなれば、アジアから米国を追い出し、アジアの覇権を掌握しようとするだろう。
韓国の立場から見ると、中国か東西冷戦時代のソ連よりも脅威となる」
米シカゴ大のジョン・ミアシャイマー教授(政治学)は、米国で「中国脅威論」を強く唱えてきた学者だ。
外交安保研究院主催の学術会議に出席するため訪韓した同教授は6日、本紙とのインタビューに応じ、中国が韓国にとって脅威となる可能性があると主張。
その理由として
▲米国に匹敵する経済力
▲民族主義的傾向
▲軍事戦略の中心が北東アジアになる
―の3点を挙げた。
教授は中国が韓国の脅威になる理由について、
「旧ソ連は全盛期に国内総生産(GDP)が米国の3分の1で、人口も米国を少し上回るだけだったが、それでも驚異的だった。
現在の中国はGDPが米国を追い抜く勢いにあり、人口は4倍を超える」と指摘。
さらに、
「ソ連の軍事戦略の中心が欧州にあったのに対し、中国は戦略の中心を北東アジアに置いている」
と付け加えた。
このほか、教授は
「中国は社会主義を事実上放棄した。
ために、中国とアジア各国の対立には民族主義が大きく作用することになる。
最近中国が領土問題で強硬な態度を示しているのは、民族主義の影響が大きい」
と述べた。
中国政府が「中国脅威論は誇張されている」と主張していることに関連し、教授は
「最近1年半の間に中国が尖閣諸島や南シナ海などの問題で周辺国に見せた好戦的な態度は、中国がどれだけ攻撃的に姿を変えるかを示している」
と指摘した。
教授は中国が急浮上する現状では、韓国が米国との同盟を強化することが中長期的な国益に合致すると述べた。
教授は「アジアで米中の覇権争いが起き、いずれかを選択しなければならない場合、答えは米国しかない」
と強調した。
教授はさらに、中国の成長で韓国と北朝鮮の統一が難しくなるかもしれないと指摘した。
中国の海軍力、空軍力が強まれば、米国が韓国周辺にまで進出する上で限界が生じ、北朝鮮が中国をかさに好戦的な態度に出る可能性があるためだ。
■ジョン・ミアシャイマー教授
米陸軍士官学校を卒業。コーネル大で博士号を取得後、シカゴ大政治学科教授を務めている。
主な著書に「大国政治の悲劇―米中は必ず衝突する」(2001年)、『イスラエル・ロビーとアメリカの外交政策』(07年・共著)などがある。
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アメリカをとるか、中国をとるか、嫌な選択を迫られそうです。
これでは2030年に南北統一を実現するために、といった悲願の構想もアッサリ崩れてしまいそうです。
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