2011年10月31日月曜日

アップルは恋人、サムスンは同業者

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● アップルの元CEO、故スティーブ・ジョブズ氏


2011年10月31日10時50分 [ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
http://japanese.joins.com/article/114/145114.html?servcode=300&sectcode=330

アップルは恋人、サムスンは同業者…iPhone4Sに熱狂する理由」

  「酷評を受けたiPhone4Sがスティーブ・ジョブズの死後に飛ぶように売れた理由は何か。
 アップルは人でいえば恋人だからだ。
 少し気に入らないからといって捨てることはできない」。

 21日に会った朴忠煥(パク・チュンファン)南カルフォルニア大(USC)経営専門大学院教授は
 「アップルがよく売れる理由」
をこのように説明した。
 朴教授はブランドと消費者の関係をテーマにした論文で先月、マーケティング界のノーベル賞と呼ばれる米国消費者心理学会(SCP)の「今年の学者」に選ばれた。

  朴教授によると、人がある製品を選択するのは多くの場合、機能的優位のためだという。
 ライバル製品よりも便利であるため、その製品を購入するということだ。
 サムスンの製品もこうしたケースだ。

  しかしアップルの製品を買う場合、機能は副次的な問題となる。
 アップル製品を持っているという自体で満足感を感じる。
 パク教授がアップルを恋人に例えた理由もここにある。

  恋人も当初は「ハンサムだから」「親切だから」などの理由で好きになる。
 しかしある瞬間、理由もなく好きになる。
 愛するようになった理由は副次的なものになる。

アップル製品も最初は「便利だから」 「デザインがよいから」という理由で選択されてきた。
 しかし今は「アップルだからよい」ということだ。
 アップルマニアの登場だ。

 どのように情熱的なファンが生まれたのか。
 朴教授は
 「アップルの製品は単なる製品を越えて、創意性と革新性を象徴するアイコンに昇華したため」
と診断した。
 製品が発売される度に最高経営責任者のジョブズが演説者として登場し、創意性と革新性を強調したアップルのマーケティング戦略、指だけで携帯電話のすべての機能を操作できるようにした発想の転換に、消費者は魅了された。
 その後、アップルの製品を使用するということは、ジョブズの創意的な歩みに参加するという意味を持つようになったということだ。

 こうした関係を朴教授は「ブランド愛着」という概念で説明する。
 機能的優位に基づく「ブランド選好」ではなく、理性の領域を越えてブランドと使用者が感性的に交感する段階だ。
 この段階に到達すれば、強力なライバルが現れても、流行が終わっても、ブランドは生き残るというのが朴教授の主張だ。

ではサムスンはどうか。
 朴教授は「サムスンは同業者」と語った。
 やり取りする関係ということだ。
 この場合、支払うお金ほどの機能を提供できなければいつでも捨てられる。
 実際に機能的優位は、サムスンがソニー・ノキアのようなブランドを抜いてグローバルブランドになれた秘訣だ。
 ソニーがグローバルブランドに成長した戦略でもある。

  「いまソニーはどこに見られるだろうか。
 機能的優位だけではソニーのようになってしまう」。
 朴教授は 
 「サムスンも同じようになるかもしれない」
と話した。

  朴教授は
 「サムスンはもう機能ではなく哲学と価値をセールスしなければいけない。
 どんなブランド哲学でどう消費者と交感するのかが重要だ」
とし
 「今後、アップルのiPhone使用者とサムスンのギャラクシーS使用者を比較分析してみたい」
と述べた。


 「ブランド愛着」と「ブランド選考」と分けている。
 その「ブランド選考」の中身を見てみると「機能的優位」とある。
 つまり、「ブランド」か「機能」か、ということになる。
 ブランド志向が強ければアップルを、そこそこ使えれば安いサムスンになる。
 消費者ターゲット層の違いになる。
 同じものが2つあったら、韓国人はブランド志向になるか、安物志向になるか、ということである。
 日本人はどうだろう。



2011年10月31日10時01分 [ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
http://japanese.joins.com/article/109/145109.html?servcode=300&sectcode=330

韓国のスマートフォン使用者2000万人超える…世界最速の増加ペース

韓国のスマートフォン使用者が2000万人を超えた。世界で最も速い増加ペースだ。

放送通信委員会は韓国のスマートフォン加入者数が28日に2000万人を超えたと30日、明らかにした。
 国民10人のうち4人がスマートフォンを利用し、経済活動人口2500万人の8割がスマートフォンを使用しているということだ。

スマートフォン加入者増加ペースは世界最高レベル。
 09年11月にアップルiPhoneを導入して47万人を記録した後、今年3月に1000万人を超え、7カ月で2000万人を超えた。
 移動電話加入者全体のうちスマートフォン使用者は今年末42%に達すると予想される。
 韓国よりも先にスマートフォンが普及した欧米のスマートフォン使用者比率に近く追いつく勢いだ。

市場調査会社ニールセンによると、米国のスマートフォン加入者比率は09年末の21%から昨年末に31%、今年7月に40%に達したのに続き、今年末には50%を超えると予想される。
 西欧のスマートフォン加入者比率は今年末42.9%に達する見込みだ。

放送通信委員会のイ・サンハク通信政策企画課長は
 「このペースなら来年末には韓国が世界最高レベルのスマートフォン普及率になるだろう」
と述べた。

現在、事業者別にはSKテレコムは1000万人、KTは680万人、LGユープラスは330万人スマートフォン加入者を確保している。




朝鮮日報 記事入力 : 2011/11/12 08:18
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2011/11/12/2011111200515.html

サムスン、韓国ではiPhone4S販売差し止め申請見送り

 アップルの新型スマートフォン「iPhone4S」の販売が11日から韓国でも始まったことについて、サムスン電子は同機種の販売差し止めを求める仮処分の申請を見送ることを決めた。
 サムスン電子は現在、フランス、イタリア、オーストラリア、日本の4カ国で同機種の販売差し止めを裁判所に申し立てており、韓国でも同様の申し立てを行うかどうか対応を検討してきた。

 サムスン電子幹部は11日、
 「アップルとの特許訴訟は、世界市場での激しい戦いであり、韓国市場で(シェアを)拡大しようとするものではないという結論に達した」
と説明した。


 肝心の国内での販売差し止めをここなったとは、
 少々、弱気になってきたのかなサムスンは。
 自分のところでは販売を許して、他の国で訴訟を起こすというのは矛盾していると思うが。
 どこかで妥協したくてウズウズしたいのかも。
 そのためには、これ以上心象を悪くしたくないということだろうか。
 でも、アメリカの会社は非情だからな。



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