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朝鮮日報 記事入力 : 2011/10/30 11:15
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2011/10/30/2011103000202.html
30代の未婚女性が増加「結婚は必須でなく選択」
「30代女性の結婚ストライキ」
結婚は必須ではなく選択、「してもしなくてもいい」46%
「しゅうとめとの葛藤に子どもの教育費…結婚しても幸せなのか疑問」
30代の未婚女性79万人、専門職の女性「適齢期はない」
物理的な年齢は重要視せず…
出生率低下は国家的問題
「結婚は必ずすべきものとは考えていません。
あえて気に入らない人と結婚する理由がありますか」。
ある証券会社のキム課長(35)は
「30代前半までは、仕事が忙しくて結婚は考えられなかった。
今も結婚していない友人たちと過ごし、特に寂しさは感じない」
と話した。
さらにキム課長は
「結婚すれば必ず幸せになるのでしょうか。
一人で暮らしていても不便なことはありません」
と話した。
20代後半の女性の未婚率が急激に高まっている中、3人のうち2人が未婚のまま30代になり、30代でも結婚しない女性が大幅に増加している。
30代の女性全体のうち、未婚者は20.4%、79万人だ。
2000年の未婚率(7.5%)と未婚者数(31万人)が、10年で2倍以上となった。
さらに、30代女性の人口が10年前に比べ23万人も減少しているのに対し、未婚者は逆に48万人も増加している。
「未婚大国」まっしぐらだ。
韓国の30代女性たちはなぜ「結婚ストライキ」を起こしているのだろうか。
■「結婚」幸せの優先順位で後回しに
看護師のキムさん(34)は、周りの焦りとは裏腹に、それほど結婚を気にしていない。
キムさんは
「結婚した先輩が、しゅうとめと葛藤したり、子どもの教育費などで悩んでいるのを見ると、結婚しても果たして幸せなのだろうかという疑問が沸く」
と話した。
統計庁が昨年実施した未婚女性の結婚観に関する調査によると
「してもしなくてもよい」という回答が46.3%となり、1998年の43.3%に比べて増加している。
結婚は「必須」ではなく「選択」と考える人が増えているのだ。
韓国女性政策開発院が昨年、未婚女性を対象に「幸せの優先順位」の調査を行ったところ、
「健康(32.5%)」
「経済的余裕(29.7%)」
「職業上の成功(17.3%)」
「幸せな結婚(15.2%)」
の順となった。
30代の女性にとって結婚の優先順位はかなり低いというわけだ。
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朝鮮日報 記事入力 : 2011/10/30 11:17
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2011/10/30/2011103000203.html
結婚相手探しが大変なベビーブーム2世の女性たち
1979‐83年生まれの未婚女性、0‐5歳年上の男性が17万人不足
韓国の未婚率の統計を見ると、30代から1歳年齢が低くなるにつれて未婚率が2‐4ポイント程度高くなる。しかし昨年の統計を見ると、32歳を起点に、若いほど未婚率が7‐11%ずつ一気に高くなっている。「魔の32歳」をピークに未婚者の数も約3万人ずつ増加している。
33歳と32歳の間には何があるのか。女性高学歴者が増加し、女性の経済活動が増える中、結婚を先延ばしにするのが最近の傾向だ。しかし、32歳をピークに急に未婚率が高まるのはなぜだろうか。
それはまさにベビーブーム世代の子ども(1979‐83年生まれ、32歳‐28歳)だからだ。この世代は6・25戦争(朝鮮戦争)の後、人口が爆発的に増加したベビーブーム世代(1955‐63年生まれ)の子どもたちだ。ベビーブーム世代はその上の世代に比べ、5年間で17万人も多く生まれた。韓国の女性は同年齢から約5歳程度年上くらいの男性と結婚するケースが多いが、この世代は、結婚相手となり得る男性よりも多く生まれたことになり、異例の「新郎不足」現象が起きている。
さらに、女性が結婚する年齢になり、結婚相手となる男性がいっそう不足するようになった。ベビーブーム世代2世の女性のうち、現在未婚者は97万人。しかし、彼女たちの結婚対象となる未婚男性はたった80万人だ。男性が17万人も不足しており、激しい結婚相手探しを繰り広げなければならない状況だ。
それだけではない。ベビーブーム世代2世の女性のうち、未婚者は大卒など高学歴者が多い。一方で彼女たちの結婚相手となる世代の未婚男性は低学歴者が多い。高学歴の女性ほど結婚するのが難しいという状況だ。
中央大学のキム・サミョン統計学科教授は「ベビーブーム世代2世の女性たちは自分たちより年上の相手を見つけるのが難しく、年下の男性を選ぶしかないのが実情。彼女たちは結婚したくてもできないという大きな困難に直面するだろう」と指摘した。
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いろいろ理由をつけてはみるが、
その根本は個体数の過剰な増加に起因
していることは確かである。
つまり動物生態学的に、所定の社会空間の許容数を超えているということ。
ために生物本能的に個体数の減少傾向に動いているということ。
単純にいうと、「人間が多すぎる」ということ。
多すぎれば減らさないといけない。
単純な理屈。
動物本能がそういう行動をとっているということ。
自然的に適正な動きだというる。
よって、向こうニ世代、つまり60年くらいは非結婚化、少子化の傾向が続くということである。
無理にああでもないこうでもないとやってみたところで、わずかの向上はあっても
全体的な減少潮流は変わらない。
国家問題とういうより、生物問題といったほうが正解だろう。
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朝鮮日報 記事入力 : 2011/10/30 11:20
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2011/10/30/2011103000207.html
結婚奨励、各国の取り組み
台湾では新婚夫婦に生活手当を支給
シンガポールの若者たちは「早く結婚するように」という政府からの「小言」をテレビコマーシャルを通じて聞く。
25‐29歳の未婚率が62%を記録し、合計特殊出生率が1.23に低下したため、政府が打ち出した結婚奨励のための秘策だ。
シンガポール政府は、約20カ所の民間結婚情報会社に資金を援助し、20‐35歳の若者たちのさまざまな出会いのためのプログラムを仲介する。
1対1のお見合いや映画鑑賞、スキン・スキューバダイビングなど各種プログラムを通じた団体お見合いなどだ。
未婚の若者に対し、住宅資金をはじめさまざまな結婚奨励金も支給している。
台湾も同様だ。
出産率・合計特殊出生率向上のため、年度別に結婚率目標値を設定し、新婚夫婦に生活手当を与え、シングルマザーの保護政策も実施している。
韓国と同様に未婚女性の増加と晩婚、合計特殊出生率低下に直面している東アジアの国々は必死の対策を講じている。
韓国でも企業が「社内結婚」を奨励し、未婚解決に乗り出している。
20代の若い社員が3万人以上もいるLGディスプレーは昨年末、坡州工場の未婚社員と協力会社の未婚社員約100人を、坡州・金村のある飲食店に招待し、10組のカップルを誕生させた。
同社は特に社内恋愛を奨励し、社内カップルが結婚した場合、社長専用車をウエディングカーとして貸し出す。
ウエディングカーを借りたカップルはすでに500組を超えた。
韓国西部発電も、社内で結婚すると、ウエディングコンサルティング会社を通じた結婚式のパッケージサービスを受けられるほか、社長が仲人をしてくれる。
建国大のキム・ウォンシク教授は
「少子化政策の方向を出産奨励政策から未婚女性の結婚奨励に早く転換すべきだ」
と指摘した。
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