_
● 朝鮮日報より
『
朝鮮日報 記事入力 : 2011/10/17 11:20
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2011/10/17/2011101700954.html
不妊:毎年男性11%、女性4.8%ずつ増加
進む晩婚化
「受精能力が低下、治療が必要」
毎週土曜日になると、第一病院(ソウル市中区)泌尿器科外来は、既婚の30代男性約60人で混雑する。
仕事がある平日を避け、土曜日に泌尿器科を訪れる人々だ。
ほとんどが妻と来院し、診察室に一緒に入っていく光景は一見奇妙に感じられるが、この男性たちは、男性不妊検査を受けに来ているのだ。
このように、不妊治療のため病院を訪れる男性がこのところ急増している。
健康保険審査評価院が16日に発表したデータによると、不妊治療を受けている男性の人数は2006年の2万3099人から昨年は3万4811人に増えた。
5年間で51%増、毎年11%と右肩上がりに上昇している。
第一病院泌尿器科のソ・ジュテ課長は
「かつて不妊と言えば、女性がまず検査を受け、異常がないと分かった上で男性が検査を受けていたが、最近は最初から夫婦で一緒に検査を受けに来る」
と話す。
以前は不妊を「女性側の問題」と考えていたが、今は「男性側の問題」でもあるという認識が広がっているということだ。
ソ課長は
「無精子症患者の場合、精巣から『精祖細胞』を抽出し人工授精させるなど、男性の不妊治療技術が近年発達したことも一因」
としている。
医学的に言うと、不妊症の原因は、男性と女性で3対5と言われている。
一方、女性の不妊診療が増えているのも事実だ。
5年前の12万人から昨年は15万人に達し、毎年4.8%ずつの割合で増加している。
これは、出産を望んでいても妊娠できない女性が増えているということだ。
医療専門家は「原因は結婚年齢が年々遅れていることにある」と話す。
女性の初婚年齢は2000年の26.5歳から昨年は28.9歳と上昇した。
男性の初婚年齢は31.8歳だ。さらに、最近は女性の方が年上の夫婦も多い。
生物学的に言うと、男性は中年になっても精子の数や活発さがそれほど減少しないが、女性は年齢が上がるにつれ卵子の数と質が低下し、自然妊娠の可能性が低くなる。
しかも、妊娠したとしても流産する確率が相対的に高くなる。
現在不妊治療を受けている女性の90%が30代以上で、自然流産は年7万件に上る。
女性の晩婚化が不妊に、高齢妊娠が自然流産につながることで、少子化が進んでいるというわけだ。
女性の場合、遅くとも35歳前に結婚・妊娠すれば、不妊のリスクを減らすことができる。
ただし、子宮疾患や骨盤炎がある場合は早期治療が必要だ。
男性は精子の活発さを低下させる原因となるストレスを避け、喫煙や飲酒を控えなければならない。
健康保険審査評価院のチョン・ウンチョン常勤審査委員は
「現在、不妊に悩んでいる夫婦のほとんどが妊娠できない状態にあるわけではなく、受精能力が低下しているケース。
積極的に不妊治療を受けるべき」
とアドバイスする。
政府は、国民平均所得150%以下の世帯に対しては不妊手術の費用を全額支援している。
■不妊とは
出産を希望する夫婦が1年間、特に避妊をせず正常な夫婦関係を営んでいるにもかかわらず妊娠しない状態を指す。
不妊の原因は通常、女性側が50%、男性側が30%、双方が10%、原因不明が10%となっている。
現在、約7組に1組の夫婦が不妊に悩んでいると言われる。
』
『
朝鮮日報 記事入力 : 2011/10/17 11:21
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2011/10/17/2011101700956.html
不妊:多胎児の出生比率、10年で1.6倍に
統計庁が今年8月に発表した2010年出生統計によると、双生児(双子)など多胎児の出生比率が2000年の100人当たり1.69人から昨年は2.74人と、10年間で約1.6倍に上昇した。
これは、同期間に第1子の平均出産年齢が27.7歳から30.1歳へと高年齢化し、晩婚化に伴い不妊治療を受ける夫婦が増えたためと分析される。
不妊治療では、一度に複数の受精卵が子宮に着床するケースが増える。
体外受精の場合、妊娠率を高めるため、一度に3‐5個の受精卵を子宮に戻す方法が行われ、2個以上の受精卵が着床するケースが4分の1に達する。
一方、排卵誘発剤を使うケースも同様で、通常は1カ月に1個の排卵が薬の投与によって増えるため、双子を授かる確率が4倍ほど高くなる。
』
少子化傾向になるのは、人間が過剰に増えすぎた結果にすぎない。
日本の状態をみればよくわかる。
日本列島という限られた自然が保持できる能力を超えて人間が増殖しようとするとき、自然の見えらざる手が動き、それを抑えようとする。
それが少子化という形で表れてくる。
言い換えると、それは自然界の正常な生態的反応だということである。
韓国は日本より過激に人口増殖が進んだ。
結果として自然がその動きを阻止しようと必死に働いている。
晩婚だとか非婚だとか、不妊だとかいうのはその現象に過ぎない。
根本のところは、韓国の異常な人口増に源を発している。
日本は高齢化を迎え、少子化という形が収まるまでにあと遅くて半世紀、もしかしたら2/3世紀かかるかもしれないといわれている。
その時点での人口が日本列島がゆとりをもって受け入れられる人口数ということであろう。
韓国もおそらく同じではあるまいか。
どう考えても5千万人の人口は多すぎる。
ために人口密度も世界で指折りになっている。
まずば4千万人くらいになるまで、自然はさまざまな圧力をかけてくるだろう。
これは、生態的正常状態に戻すための自然の答えだろう。
『
朝鮮日報 記事入力 : 2011/10/18 11:21
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2011/10/18/2011101801006.html
初婚年齢は男性31.8歳、女性29.3歳 /京畿
40代の初婚も10年間に男性で3.9倍、女性で2倍の増加
京畿道の住民の初婚年齢が、徐々に高くなっていることが明らかになった。
京畿道家族女性研究院が最近発刊した「京畿道婚姻動向」と題する政策資料によると、男性の初婚年齢は2000年の29.3歳から、昨年は31.8歳と2.5歳高くなった。
女性も2000年に26.5歳だった初婚年齢が2.8歳高くなり、昨年は29.3歳となった。
20代の初婚の割合は減少し、30代以上は増加する現象が見られる中、40歳以上の初婚者数は10年前に比べ、男性が3.9倍、女性は2倍にそれぞれ増加したことが調査の結果明らかになった。
結婚に対する考え方も変化し「結婚は必ずすべきだ」と考える人も、男性23.7%、女性16.8%にすぎないことが分かった。
人口の増加に伴い、京畿道の婚姻件数は、2000年の6万9160件から、昨年は7万8471件に増加したが、人口に対する婚姻率を表す粗婚姻率(人口1000人当たりの婚姻件数)は、2000年の7.6から、昨年は6.8に減少した。
粗婚姻率が最も高いのは、烏山市(9.9)、光明市(8.7)、華城市(7.9)、軍浦市(7.8)、城南市(7.5)の順だった。
粗婚姻率が最も低かったのは果川市(5.1)で、加平郡・高陽市(5.7)、楊平郡(5.8)、南楊州市(5.9)が続いた。
』
_