2011年10月20日木曜日

パクリ技術者を国が保護しろ?

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● ソウル西部地検が18日、ソウル市の梨泰院地区にあるホテルで押収したコピー製品。
 時計、靴、財布、かばん、旅行用スーツケースなど種類はさまざま。
 スーパーコピー商品は本物とほとんど見分けがつかない。



朝鮮日報 記事入力 : 2011/10/20 11:21
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2011/10/20/2011102001052.html

有名ブランド、韓国のコピー商品に苦慮
精巧すぎて判別困難

 世界的な有名ブランド企業の間で、韓国は精巧なコピー商品を作る国として悪名高い。
 ルイ・ヴィトン、エルメス、フェラガモなどは、韓国にコピー商品専門の担当チームを置き、積極的に訴訟で対応している。

 有名ブランド企業は、韓国には粗末なコピー商品と比べ、本物と見分けがつかないスーパーコピーが多く、取り締まりが困難だと漏らす。
 ルイ・ヴィトンは、韓国にコピー商品専門の法律チームも置いている。

 ルイ・ヴィトンの関係者は
 「韓国は優れた技術でコピー商品を作るため、注意が必要な国だ。
 商標権を守るため、弁護士出身の法律専門家を置いた」
と説明した。

 エルメスの関係者は
 「韓国のコピー商品は量的には中国より少ないが、専門家がじっくり見ないと区別できないほど技術が精巧で、状況を引き続き注視している」
と話した。
 同社は商標権が侵害されるたびに訴訟で対応しているとした。フェラガモも法律事務所を通じ、商標権をめぐるモニタリングを行っている。


 この記事、韓国には本物にも負けない技術力があるぞ、と誇っているような書き方をしているが。
 まるで、「アップルとサムスン」と同じになっている。


朝鮮日報 記事入力 : 2011/10/20 11:20
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2011/10/20/2011102001048.html

経歴22年!? 偽ブランド品製造業者を摘発

 「容疑者ではなく、皮革技術者と呼んでほしい。
 実力はどこにも負けない


 有名ブランドをコピーしたかばんを製造したとして、19日に検挙されたP容疑者(46)は、22年間の経歴を誇るように捜査官にこう告げた。

 韓国は「コピー商品だらけの国」という汚名をそそぐことができずにいる。
 「技術者」を自称するP容疑者のように、コピー商品業者が本物とほとんど見分けがつかない「ブランド品」を製造しているからだ。
 ヤミ市場専門調査サイト「ハボックスコープ・ドット・コム」によると、
 韓国のコピー商品市場の規模は年間140億ドル(約1兆800億円)で、
 世界10位だ。
 韓国国税庁が昨年摘発したコピー商品は、時価で1兆5000億ウォン(約1020億円)相当に達する。

 P容疑者は、犯行グループ10人と共にソウル地方警察庁広域捜査隊に検挙された。
 犯行グループは、本物の価格に換算して600億ウォン(約40億6000万円)相当に上る有名ブランドのかばんのコピー商品を約9万9000個製造・販売し、20億ウォン(約1億4000万円)以上の利益を得ていた。主犯格の2人は逮捕された。

 犯行グループは、国内総責任者、製造責任者、対日輸出責任者などと役割を分担した上で分散型の組織を形成し、22年の経歴を持つ革製かばん技術者のP容疑者を引き入れ、コピー商品を量産。京畿道南楊州市に面積330平方メートルの大型物流倉庫を借り、製造したコピー商品を保管していた。

 税関関係者は
 「韓国の革職人は10代後半から技術を学んだベテランが多く、腕前は世界最高レベルだ。
 しかし、革製品が中国製に押され、斜陽産業に陥ったことから、コピー商品の製造に転じるケースが多くなっている」
と分析した。

 コピー商品のかばんを製造する場合、総責任者が材料となる革、ロゴ、ファスナーなどを調達し、製造担当に引き渡す形を取る。
 捜査関係者は
 「総責任者はファスナー業者、ロゴ業者など複数の工場に本物同様の部品を生産するよう依頼している。
 依頼を受けた工場は、昼に一般製品、深夜にはあらかじめ準備しておいた金型を出してきて、コピー商品用の部品を生産している」
と説明した。
 中でもルイ・ヴィトンの場合、人工皮革にあらかじめ準備した金型でロゴを押せば、本物同様の革材料を容易に生産できるため、コピー商品が出回りやすいという。

 捜査関係者はまた
 「コピー商品業者は、本物を購入・分解し、どのような部品が使われているかを徹底的に研究した上で、完璧にコピーする」
と話した。

 スーパーコピー商品と呼ばれるものは、細かい部品まで本物同様に作られているため、判別がかなり難しい。
 2008年に税関がバーバリーのかばんのコピー製品を摘発した際、英国本社に鑑定を依頼したほどだ。
 捜査関係者は「コピー商品の疑いがあるものの確信が持てないスーパーコピーが増え、取り締まりに苦慮している」と語った。

 貴金属店が集中しているソウル市鍾路区の貴金属通りでもコピー商品が多く出回っている。
 ソウル市は今月6、7の両日、約1200店舗で取り締まりを実施し、有名ブランドを偽造した貴金属商品163点を販売していた70店舗を摘発した。

 今回摘発されたピアスやネックレスは、シャネル、ティファニーなど貴金属ブランドのコピー商品だった。

 漢陽大法学専門大学院の尹宣熙(ユン・ソンヒ)教授は
 「(消費者は)腕の立つ技術者の商品ではなく、有名ブランドのコピー商品ばかりを欲しがるため、技術者がコピー商品を作るという悪循環が起こっている」
と指摘した。


 「容疑者ではなく、電子技術者と呼んでほしい。実力はどこにも負けない
 こうすると、まるでサムスンのセリフになる。
 こういうやりかたを続けるというのは、あまりよくない。


朝鮮日報 記事入力 : 2011/10/22 12:14
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2011/10/22/2011102200541.html

【記者手帳】「偽ブランド品の巨匠」のための言い訳

 「私が作ったのもブランド品と同じくらいいいものなのに、22年間、皮だけを扱ってきた者の汗が浸みこんだ、立派なものなのに、商標がないからといって冷遇されるのはとても悔しい」

 ルイ・ヴィトンのバッグなど、「特A級」偽ブランド品を製造した容疑で摘発され、今月19日に警察で取り調べを受けたパク容疑者(46)は
 「容疑者ではなく、皮製品技術者と呼んでほしい」
と求めるほど自分の技術に高いプライドを持っていた。

 パク容疑者は24歳のときから工場の従業員として働きながら、門前の小僧習わぬ経を読むがごとく、皮製品の技術を習得した。
 それから10年がたち10本の指全てにまめができたころ、自ら小さな工場を立ち上げた。
 国内の有名皮バッグ・ブランドのOEM(他社ブランドの製品を請け負って製造する生産方法)を手掛けていたが、マージンがいくらも残らず、結局2008年に工場を閉鎖した。
 再び従業員として働き始めたパク容疑者は2009年、偽ブランド品の販売総責任者チョン氏(43)と知り合い、技術者としてのプライドを捨てることになった。
 警察関係者によると、パク容疑者は「自分の身の上が悲しい」と言って涙を流したという。

 パク容疑者が手掛けた偽ブランド品は、実物とほとんど区別がつかない「特A級」だ。
 英国の有名ブランド、バーバリーが2009年、韓国国内で偽ブランド品を摘発した際、本物と見分けがつかず、英国本社に送って確認したとほど、韓国の技術者のレベルは優れている。

 しかし、韓国では技術と品質だけでは勝負できない。
 「ブランドの商標」を崇拝する消費者たちが無名の商品に見向きもしないからだ。
 さらに、低価格の中国製品に押され四面楚歌となっている製造業者たちがほとんどだ。
 そのため、優れた技術者が偽ブランド品のベテラン技術者に転落するという悪循環が起きている。

 偽ブランド品を製造・販売するのは間違いなく違法だ。
 販路がないと言い訳して海外のブランド品の商標権を侵害すれば、長期的に国家イメージにも損害を与えることになる。
 技術者たちの優れた技術力を生かすためには、政府が積極的に支援し、ブランドとして作り上げる取り組みが必要だ。
 しかし、彼らのための政府による支援はほとんどない
 フランスの「皮革技術者・洋裁専門学校」やスイスの「時計専門学校」のように、国家の支援で技術者が安定した基盤を見出せるようサポートし、ブランドを育成する政策の導入が急がれる。
 そうしなければ、パク容疑者のように優れた技術者が、今後も偽造品に手を染める犯罪者に転落してしまう可能性がある。
 いや、もはや遅遅すぎるかもしれない。


 この記事、何かおかしいよ。
 このないようだと、技術がある人は国が面倒みないといけない、ということになってしまう。
 これでは社会主義であって、資本主義ではなくなる。
 いいかえれば、アップルをパクれるほど技術をもっているサムスンは国が保護しないといけない、ということになる。
 これ、日本なんかはそんな技術者は掃いて捨てるほどいる。
 でも技術者は技術者、国が保護するほどのものでもあるまい。
 技術は必ず超える技術が出てくる。
 今日の技術は明日になれば昨日の技術になる。
 そういう世界だ。
 それを、あるレベルに固定したら終わりになる。
 もし、韓国というバリユーを上げたいのなら国がおのが品格を向上させる努力をすべきで、技術屋を保護することではない。
 技術屋が犯罪者に転落するのはその技術屋の問題、国に責任をなすりつけるべきではないだろう。

 
 ブランド神話は力強く韓国経済を支えている。
 やはりユニクロではダメか。
 

朝鮮日報 記事入力 : 2011/10/22 12:17
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2011/10/22/2011102200543.html



有名ブランドの販売トップ店舗、韓国に集中

 流通大手ロッテマートが韓国で展開する玩具・子ども用品売場「トイザらス」のソン・グァンヒ総括責任者(本部長)は今月18日、トイザらスの米国本社の海外営業責任者から電話を受けた。

 「1週間の売り上げを集計したところ、世界1500店舗の上位10店舗のうち9店舗が韓国だった。
 いったい何が起きているのか」
という驚きの電話だった。

 集計の対象となったのは、こどもの日(日本と同じ5月5日)を含む期間だったため、通常より売り上げが伸びていたのは事実だが、決して一時的な現象ではなかった。
 通年でも世界の売り上げ上位5店舗にソウル蚕室店(2位)、ソウル九老店(5位)が入った。
 世界2位の蚕室店では、今年2月から10月までの9カ月間で95億ウォン(約6億3200万円)の売り上げを記録した。

 本紙の調査によると、世界の有名ブランドが韓国に出店している店舗のうち、売り上げが世界5位以内に入る店舗は20カ所あった。
 特に化粧品ブランドのベネフィット、キールズ、ビオテルム、ラボシリーズ、飲料ブランドのスムージーキングは、韓国にある店舗が売り上げ1位だ。
 このほか、スキンケア、ダイエット、子ども用品など主に女性の関心が高い分野で世界1位の店舗が多かった。
 このため、有名ブランドは韓国の消費パワーを参考にした
 
韓国式のマーケティング技法
を海外にも導入している。


 「韓国式マーケテイング技法」なるものは存在するのか。
 韓国風ブランド志向といったほうがいいのではないだろうか。
 「よりよいものを、高く」というお金持ち発想だろう。




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