2011年10月9日日曜日

中国:「お金持ち村」ホテル

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● 「お金持ち村」のホテル




レコードチャイナ 2011-10-09 14:51:05 配信
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=55003&type=1

 金持ち村に328メートルの高層ホテルがオープン、
 村民が1000万元ずつ出資


 2011年10月8日、「金持ち村」として知られる江蘇省の華西村で高さ328メートルの高層ホテル「華西竜希国際大酒店」が完成し、記念式典が行われた。チャイナフォトプレスが伝えた。

 建村50周年に合わせてオープンした。
 建設費は30億元(約360億円)で、
 村民約200人が1000万元(約1億2000万円)ずつ出資した
ことでも話題となった。
 地上72階建てで、高層階には展望台のほか、プールや花鳥園が設けられ、2階には2000平方メートルのショッピングエリアがある。

 建設前から「富のひけらかしではないか」との批判があったが、華西村の呉仁宝(ウー・レンバオ)前党書記は農村の都市化の表れだとし、都会人が農村に来てお金を使うことを期待していると語った。


 中国というところにはとんでもなくすごい村があるのですね。
 でもこれ、相当公平を欠いているのではないだろうか。
 常識的に考えて、何か不安に落ち込んでしまうのだが。
 「いっときの栄華」もように思える。
 しかし、いっときでもいい、栄華を味わってみたいという心理は、至極まっとうな気がするな。


レコードチャイナ 2011-10-09 08:06:55 配信
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=54986&type=1

「所得分配の不公平」が現代中国社会の矛盾の核心―SP華字紙



 2011年10月6日、シンガポール華字紙・聯合早報は 「所得分配の不公平」が現代中国社会の矛盾の核心だと論じたシンガポール佛学院のミシェル・ジー助教授の寄稿を掲載した。
 以下はその内容。

 社会における所得分配の不平等性を表すジニ係数が、中国では国際的に警戒水準とされる域にまで達している。
 これが一部地域の治安を著しく悪化させている。
 例えば、治安の悪さで有名な広州は、現地に定住する機会を奪われた大量の流動人口がその元凶だ。
 彼らは改革開放による利益分配の傍観者でしかない。
 社会に対して強い恨みを抱えているため、ちょっとしたきっかけで暴動が起きやすい。

 中国は早急に手を打たなければ近い将来、無視できないほど不安定な社会情勢に陥るだろう。
 それには表面上の問題と根本的な問題の両方を並行して処理していくことが必要である。
 地域間、業種間、給与の格差。これを税収や財政に直接メスを入れることにより、解消を図ることが大切だ。

 今こそ、中国共産党は労働者の代表者としての本領を発揮すべきだろう。
 80年代にはまだ資本家の入党について議論されていたのだが、今日では企業主が全人代や政治協商会議の「委員」の肩書を独占している。
 北京大学社会学部の馮軍旗(フォン・ジュンチー)氏は著書で、「階層の固定化」を指摘している。
 政治家の息子は政治家、金持ちの息子は金持ちといった連鎖が、所得分配の不公平を生みだす要因となっているというものだ。

 中国は民衆の意思を代表する社会主義国家だと宣言している。
 ならば、このような封建社会にしか存在しないはずの「財産」や「官僚の世襲制度」を許しておいてはならないだろう。
 このような制度を打ち破らなければ、民心を勝ち取ることはできない。




レコードチャイナ 2011-10-07 17:25:45 配信
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=54950&type=1



 2011年10月3日、米の経済金融情報サービス会社ブルームバーグは、
 「これまで中国の経済的台頭を各国が脅威と見なしてきたが、
世界経済にとってさらに恐ろしいのは中国経済が衰退することだ
と伝えた。
 環球網の報道。

 安価な労働力や生産業への積極的な投資など様々な要因により、2008~2010年における世界経済成長に対する中国の貢献率は40%を上回った
 しかし、欧米に依存した中国の成長モデルには限界がある
 中国の輸出が世界全体の輸出に占める割合は10%を超え、バブル経済ピーク時の日本をも上回る。

 国際通貨基金(IMF)の専門家は、中国の輸出企業は価格を下げるか利幅を下げるかしなければ、これ以上の市場拡大が望めない状態だと指摘し、
輸出に依存する中国経済は先進国の景気に左右され続けることになる
と話している。

 若年層の労働力不足や、労働・生活環境の改善に伴う収入増への期待などにより労働力コストが上昇し、中国経済自体の状況も厳しさを増しているほか、投資による不動産価格の高騰や高いインフレ率なども経済衰退の引き金となる可能性が高い。
 また、中国の需要が世界経済に与える影響も大きく、中国の輸入停滞は商品価格の暴落を招くことにもなり得るという。




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