2011年11月21日月曜日

Wikipediaへの寄付

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● Wikipediaに出てくる画像



 最近、Wikipediaをひらくと、人物の顔が出てくる。


ロケットニュース24 2011年11月17日
http://rocketnews24.com/2011/11/17/153769/

ウィキペディアで何を検索しても、同じ人の顔が出てくる奇妙な現象が発生中






 インターネットで調べ物をする際に、「ウィキペディア」を利用する人は多いと思う。
 ささやかな日常の物事から、専門的な知識を要することまで幅広く網羅されており、大変役立つフリー百科事典だ。

 そのウィキペディアで、最近奇妙な現象が発生しているのをご存知だろうか? 
 何を検索しても、同じ人の顔が出現するのである。たとえば、「ウルトラマン」と検索しても「ドラえもん」と検索しても同じ人物の顔があらわれるのだ。
 そればかりか「カレーパン」と検索してもやはり同じ人の顔が……。
 これは一体どうしてなのだろうか?

 記者(私)は、この不可解な現象の原因を確かめるために、いろいろと検索をかけてみた。
 いくつか人物名を入れてみたのだが、この人物の顔にもっとも近いのは人気ゲーム「ストリート・ファイター」のザンギエフではないかと睨んでいる。

 それはさておき、この現象は何らかの障害ではなく、ウィキペディアからの「寄付のお願い」であった。
 世界で5番目に人気のあるサイトなのだが、フリーで利用できるために、寄付がなければスムーズな運営が難しいようだ。
 そこで、創設者(顔の人物)ジミー・ウェールズ氏が寄付のお願いをするために、すべてのページに顔を出していたのである。

 それにしても、検索した項目の真上に顔があらわれるので、てっきり検索結果と思ってしまったのは、記者だけではないはずだ。
 あまりの衝撃に「長州小力、ちょっと雰囲気変わったなあ」と思わずつぶやいてしまった次第である。


 そのお願いの内容は。

ウィキペディア創設者ジミー・ウェールズからのお願い



 10年前は、私がウィキペディアのことを話しだすと皆がへんな顔をしました。
 共有すること、ただそれだけのために、世界中から集まったボランティアが人類の知識を注ぎ込み、巨大な知識の貯水池ができてゆく。
 そのような考えに対して、ビジネスの世界など一部には懐疑的な人もいるようでした。

 広告もない。
 利益もない。
 行動計画もない。


 創設から10年が経った今、
 毎月3億8千万人がウィキペディアを使っています。

 その数はインターネット接続環境にいる全人口のほぼ3分の1に達します。

 ウィキペディアは世界で5番目に人気のあるウェブサイトです。
 他の4つは、数百万ドルの投資と膨大な数の従業員、執拗なマーケティングの上に作られ、維持されています。

 しかし、ウィキペディアは商業的なウェブサイトとはまったく異なります。
 それは、ボランティアが少しずつ書き込んでいってできた、コミュニティの産物です。
 あなたもこのコミュニティの一部です。
 そして私は今日皆さまに、このウィキペディアを守り維持してくださるようお願いしたいと思い、この手紙を書いています。

 私たちが力を合わせれば、利用料も広告もないウィキペディアを維持することができます。
 また、オープンなウィキペディアを保ち、掲載された情報を誰でも好きなやり方で使えるように保つことができます。
 また、ウィキペディアの成長を助け、知識をあらゆる場所に届け、あらゆる人々に参加してもらうことができます。

 毎年この時期に、私たちはウィキペディアをご覧の皆さまと、ウィキペディアコミュニティに関わるすべての人々に向けて、この共同事業を維持するためのご助力をお願いし、20ドル、35ドル、50ドル…… と皆さまが可能なだけの額のご寄付をいただいてきました。

もし皆さまが情報を得る場所、着想を得る場所としてウィキペディアを評価してくださるのであれば、ぜひ、今すぐ行動していただきますようお願いいたします。

 どうぞよろしくお願いいたします。

 ジミー・ウェールズ::ウィキペディア創設者

 追伸 ウィキペディアとは、人々が大きなことを成し遂げる力です。
 私たちのような人々が、少しずつ、ウィキペディアに書き込みます。
 私たちのような人々が、少しずつ、資金を出します。
 これは私たちの隠れた力を集めれば、世界を変えることができるという証なのです。


 ではどうしたら寄付できるのか。
 寄付してもいいという日本人も多々いるのだが、その方法がどうも日本人にとっては評判が悪い。


Wikipedia:井戸端/subj/Wikimedia財団への寄付
http://ja.wikipedia.org/wiki/Wikipedia:%E4%BA%95%E6%88%B8%E7%AB%AF/subj/Wikimedia%E8%B2%A1%E5%9B%A3%E3%81%B8%E3%81%AE%E5%AF%84%E4%BB%98

寄付のし難さについて



 現在、Wikimedia財団への寄付を募っていますが、
 「どうもやりにくいなあ
と感じますし、そう感じているのは私だけではないと思います。
 個人的には、Wikipediaという「趣味」に対して、いくらかの金は払っていいと思っています。
 ま、私が考えているのは千円とか二千円ですが。
 時々は出してもいいです。
 しかし、寄付をしようと思うと、壁にぶつかります。
 PayPalとか小切手とか振込とか、複数の手段はあるけれど、
 どれも国外への送金です。

 だいたい日本人は、募金箱に金を入れたことはあっても、送金で寄付をするという習慣はあまり無いように思います。
 また、国外への送金を行ったことのある人はほんの一握りでしょう。
 PayPalとかMoneybookersとかを使えば、簡単にできるだろうとは思います。
 しかし、Wikipediaへ寄付するためだけに登録手続きをするのは、はっきり言ってイヤです。
 小切手や振替なども同様で、
 「英語を使って金に関する手続きをする
のはどうも気が進みません。
 「ちゃんとできるのだろうか
 「失敗して、余計に取られるのではないだろうか
 「外国に送金などして、逮捕されたりしないだろうか」
等の心配が先に立ちます。

 これがアメリカだったら、国内への寄付だから簡単だろうし、ヨーロッパでは国外への送金などは何てこと無い作業でしょう。
 日本からの寄付は少ないそうですが、私みたいに感じている人はかなり多いのではないでしょうか。
 せめて日本国内口座を作ってもらえば、逡巡する理由の半分は解決されます。
 そうしてもらうように、どなたか財団にお話をしてはいただけないでしょうか。


 まあ、これが日本人にとっての標準的意見でしょう。
 寄付を募ってはいるが、ワールドワイドではなく西欧系のみに絞られているということでしょう。
 それらの人が手を差し伸べてくれれば十分といったところかもしれません。
 それ以外のところからの寄付は、したければどうぞ、と。

 仮に銀行振込にすると、ワシントンとパリの2箇所のみになります。


[英語文]

Direct deposit
 The Wikimedia Foundation can accept money transfers to the following two accounts:

US Bank
 Wikimedia Foundation
 Citibank
 590 Market Street
 San Francisco, US 94104
 415-982-2960
 Account numbers:
 US Domestic Wires
 ABA/ACH# 321171184
 A/C# 203129580
 International
 SWIFT code CITIUS33
 A/C# 203129580

European Union Bank
 Wikimedia Foundation
 Citibank International PLC
 1-5 Rue Paul Cezanne
 75008 Paris
 France
 Account number:
 IBAN FR76 1168 9007 0000 6566 9500 597
 BIC CITIFRPP


[日本語版]

【口座振込】
ウィキメディア財団は、以下の2つの口座への送金を受け取ることができます。

①.アメリカの銀行
  ウィキメディア財団
  シティバンク
  590マーケットストリート
  サンフランシスコ、米国94104
  415-982-2960
  口座番号:
  米国国内ワイヤ
  ABA / ACH# 321171184
  / C# 203129580
  国際
  SWIFTコード CITIUS33
  / C# 203129580

②.欧州連合の銀行
  ウィキメディア財団
  シティバンクインターナショナルPLC
  1-5 ポールセザンヌ通り
  75008パリ
  フランス
  口座番号:
  IBAN FR76 1168 9007 0000 6566 9500 597
  BIC  CITIFRPP



 google創設者からの大口の寄付があった。


YUCASEE MEDIA(ゆかしメディア) - 6 時間前
http://media.yucasee.jp/posts/index/9582

グーグルが今年もウィキペディアに謎の寄付

 インターネット検索最大手グーグル創設者セルゲイ・ブリン氏は20日、ウィキペディアを運営するウィキメディア財団に50万ドル(約3838万円)を寄付したと発表した。自身と夫人が立ち上げた財団を通じた寄付。

 ウィキペディアは月間4億以上のユニークユーザーがあり、世界でも屈指の視聴者数を誇る。ウィキメディア財団は非営利で行われているということもあり、今年も資金集めのキャンペーンをスタートした。

 同財団は
 「セルゲイ・ブリン夫妻にはたいへん感謝いたします」
とするコメントを発表している。
 グーグルは昨年も、ウィキメディア財団に200万ドルを寄付した実績がある。
 昨年はグーグル・ノルという、ウィキペディアと競合しそうなサービスを立ち上げた後だった。

 ただ、前回、今回ともに寄付の意図は発表されていない。



IT media ニュース 2011年11月21日 05時34分 更新
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1111/21/news021.html

Googleのサーゲイ・ブリン氏夫妻、Wikimediaに50万ドル寄付



Googleの共同創業者、サーゲイ・ブリン氏とその妻のアン・ウォジツキ氏が創設した財団が、Wikipediaを運営するWikimedia Foundationに50万ドルを寄付した。


 米Googleの共同創業者、サーゲイ・ブリン氏とその妻で米23andMeの共同CEOを務めるアン・ウォジツキ氏が創設したブリン・ウォジツキ財団は11月18日(現地時間)、Wikipediaを運営する非営利団体Wikimedia Foundationに50万ドルを寄付したと発表した。

 Wikipediaの運営はユーザーからの寄付で成り立っており、Wikimediaは16日から8回目となる年次の資金集めキャンペーンを実施している。キャンペーンページで創設者のジミー・ウェールズ氏は、ユーザー全員が5ドルずつ寄付してくれれば運営を続けられると寄付を促している。

 ブリン夫妻の財団は今年、パーキンソン病研究のために設立されたマイケル・J・フォックス財団にも50万ドルを、2009年にはCreative Commonsに50万ドルを寄付している。

 Googleも2010年2月にWikimediaに200万ドル寄付している。



 Wikipediaは

 広告もない。
 利益もない。
 行動計画もない。

というボランテイアである。
 よって支える経費は寄付で調達することになるらしい。
 毎年、寄付の募集をしている。
 昨年のその成果の記事があった。


IT Pro 2011/01/04
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20110104/355767/

Wikipediaに50万人が寄付、目標金額1600万ドルを達成

 オンライン百科事典「Wikipedia」を運営する非営利団体のWikimedia Foundationは米国時間2011年1月1日、目標とする1600万ドルの資金調達に成功したと発表した。
 これまで7回実施した資金募集で最も高い金額を調達でき、最も短期間で完了した。

 今回の資金調達では、
 50日間に140カ国から約50万件の寄付が集まり、
 1件あたりの寄付金額は約22ドル

だった。
 Wikipediaは1月15日で10周年を迎えるが、今後もこれまでどおり
 広告非掲載という原則

を維持するとしている。

 米PC Magazineオンライン版の報道によると、
 2009年は資金募集を67日間実施し、寄付件数は23万件、寄付総額は750万ドルだった。
 Wikimedia Foundationは、今回獲得した資金を、Wikipediaのインフラ経費、人件費、プログラムサポートなどにあてる計画という。

【発表資料へ】
2010-2011募金活動は密接に描画
2011年1月1日

 私はウィキメディア財団が16百万ドルの目標を超過した、当社の第7回年次募金活動の緊密なと新年に鳴らすことができることを報告して喜んでいます。
 これまでに私達の最短のウィキペディアと姉妹プロジェクト、(そして最も成功した)資金調達をサポートするために約22ドル、それぞれの平均でピッチ50万人以上。
 ボランティアの私たちのコミュニティは深くたった50日で、140カ国から50万人が世界で唯一の非営利、ユーザーサポートされているトップ10のウェブサイトをサポートするために一緒に来た、という光栄です。
 Wikimedia Foundationのこの惨めなサポートに加えて、世界中の各章では、独自のドナーの数十万から数百万ドルを調達している。
 我々は今年を成功させるために私たちのドナーの一人一人に感謝したい、と募金チームを代表して、私は個人的に私たちが控訴を   書いたメッセージを、作成してテスト助けた一千のコミュニティメンバーに感謝したい、とバナーを翻訳と80以上の言語への手紙。
 15日間で、ウィキペディアは10歳になります。
 始まって以来、読者や編集者のウィキペディアのコミュニティは、サイトの広告なしの、そして、400万の月間訪問者のための使用のための自由な状態に保つための専用のままである。
 今年の成功は、これらの原則への継続的なコミットメントを示しています。
 私たちの毎年恒例の募金活動の緊密で、我々は、キャンペーンの寄与の段階に移行しています。
 我々は、作成との精神で一緒に来たすべての人に感謝する、今後数日間バナーを実行される"事実上すべての人間の知識の合計が利用可能な普及を。"我々はまた、バナー広告が読者を促すとともに、ウィキペディアの10回目の誕生日を祝うために開始されます地元の祭典に参加するよう。
 我々は彼らの最初の編集を行う、またはそれらの最初の写真をアップロードし、そして今後10年間、ウィキペディアの成長を続けるためのボランティア開発者の私達のコミュニティに参加するにはウィキペディアやその姉妹サイトの読者の一人一人を招待したい。
 再度ありがとう、そして幸せな新年!ここでは、2011年に、そして今後10年間にです!
 よろしく、

 フィリップデットの
リーダーの関係のヘッド
タグ:2010募金
このエントリは23:59で2011年1月1日(土曜日)に掲載して公開されましたコミュニティ、募金、ウィキペディア。あなたはを通してこの記入項目への応答に続くことができるRSS 2.0のフィード。


 一昨年は750万ドルで昨年は1,600万ドル(約13億円)という。
 昨年は一昨年の倍以上の寄付を集めている。
 為替レートで評価が違いますが、一昨年は88円で6憶6千万円。
 昨年末は80円として12憶8千万円となります。
 今年はすこぶる大々的にやっているようである。
 いったい目標はどのくらいなのであろうか。

 一昨年の寄付状況が出ていました。


ロケットニュース24 2009年12月9日
http://rocketnews24.com/2009/12/09/%E3%80%90wikipedia%E3%80%91-%E8%A9%A6%E3%81%97%E3%81%AB2009%E5%B9%B412%E6%9C%887%E6%97%A5%E3%81%AE%E5%AF%84%E4%BB%98%E9%87%91%E5%90%88%E8%A8%88%E3%80%81%E5%AF%84%E4%BB%98%E8%80%85%E6%95%B0%E3%80%81/

【Wikipedia】 試しに2009年12月7日の寄付金合計、寄付者数、平均寄付金額などを細かく調べてみた!



 編集者の数が減少していると噂される、オンライン辞典「Wikipedia」ですが、
 一体1日にどれくらい寄付金が寄せられるのか調べてみました。

 まずはWikipediaにアクセス。
 すると、上部に
 「いつもは、あなたがウィキペディアを必要としてきました。
 ——いま、ウィキペディアがあなたを必要としています。」
という文言が表示されるのでそれをクリック。
 表示されたそのページ左下部に「寄付者のコメント」という部分があるのでその直下の「さらに読む」をクリックすると、リアルタイムで寄付した人の一覧とコメント、金額が出てきます。

 世界の様々な通貨で寄付されるので、どこの国が一番寄付しているのかなどもわかりますね。
 今回は、2009年12月7日(月)に絞ってまとめてみました。
 上記の表を御覧下さい。これが12月7日の「Wikipedia」への寄付の状況をまとめたものです。
 なお、わかりやすいように世界の通貨は日本円に変えています。

 まず合計からご説明すると、12月7日の寄付者数は3,739人、合計金額は8,442,865円でした。
 1人あたりの平均寄付金額は1,874円。

 ここから細かく見ていきましょう。

寄付人数及び金額は米ドルが一番!
 なんと1日だけで500万円超え!
1人あたりの平均寄付金額は3,173円で日本が一番!
 2位はスイスフランで3.045円。

 また、大金を寄付する人もいるのではないかと思いその辺りも調べてみました。

・米ドル→88,000円 (1ドル88円)
・ユーロ→32,500円
・カナダドル→8,400円
・英ポンド→25,375円
・日本円→10,000円
・豪ドル→20,250円
・イスラエルシュケル→2,300円
・スイスフラン→13,050円
・ポーランドズウォティ→3,100円
・ノルウェイクローネ→7,500円
・デンマーククローネ→3,400円
・香港ドル→2,200円
・チェココルナ→750円
・スウェーデンクローナ→3,000円
・ハンガリーフォリント→6,000円
・シンガポールドル→3,654円
・ニュージーランドドル→2,205円

 すると、やはり米ドルで88,000円(1,000ドル)も寄付する人が2人もいました。
 2番目がユーロの32,500円、
 3番目に英ポンドの25,375円と続きました。
 日本はというと最高額は10,000円で、14人もの人が10,000円を寄付していました

 なお、「Wikipedia:全言語版の統計」というページにはどの言語が一番多いかが表でわかるようになっています。

1位 英語
2位 ドイツ語
3位 フランス語
4位 ポーランド語
5位 日本語
6位 イタリア語
7位 オランダ語
8位 スペイン語
9位 ポルトガル語
10位 ロシア語
11位 スウェーデン語
12位 中国語
13位 ノルウェー語
14位 フィンランド語
15位 カタルーニャ語
16位 ウクライナ語
17位 ハンガリー語
18位 チェコ語
19位 トルコ語
20位 ルーマニア語

 これを見ると、中国からはアクセスできない「Wikipedia」が12位と意外と高めなのに気づきます。
 また、お隣の韓国はランク外の22位で今回の調べでもウォンでの寄付は一つもありませんでした。

 今回は1日だけを切り取っただけなので、正直なんとも言えませんが、しかしながら、もし1日平均1,000万円だったら、月に3億円と結構な金額になるわけですね。
 約3年前の「Gigazine http://gigazine.net/news/20070212_wikipedia_need_money/」の
 『Wikipediaを閉鎖させないために必要な金額はいくらなのか?
という記事によれば当時で
 「3ヶ月で87万5000ドル(約1億円)を集めなくてはならない
と記載されているので、寄付金だけに焦点を当てれば、以前に比べて格段に増えているのでしょうね。
 もちろん、サーバー負荷も同時に増えてそうですが。

 なお、繰り返しになってしまいますが、Wikipediaに寄付すると、寄付した人の名前とコメント、金額が表示されます。
 いつもお世話になっている人はまずは記念に寄付してみてもいいかもしれませんね。


 「3カ月に1億円」ということは年間4億円の経費が必要ということになる。
 設備の増強などを考慮に入れると倍の8億円は欲しいところ。

 上の記事からわかるようにWikipediaを支えているの圧倒的にアメリカ。
 次がユーロ圏。
 その他、カナダ、イギリス、オーストラリアの英語圏である。
 そして、5番目に入っているのが日本。
 上位6地域とそれ以外は圧倒的な差がある。
 つまり、この上位6地域でWikipediaは運営されていると考えていい。
 そしてこの6地域のなかで、まるで場違いなのが日本。
 これでは、日本に銀行口座を開いて寄付を募ろうなんて考えはこれっぽっちも浮かばないだろう。
 アメリカの1/15、ユーロの1/3しかない。
 どう考えたって、ママッ子なのである。

 寄付の状況からいってWikipediaがつぶれる心配はまったくないようである。
 ただ問題はこれ。


ロケットニュース24 2009年11月25日
http://rocketnews24.com/2009/11/25/%E3%80%8Ewikipedia%E3%80%8F-%E4%BF%A1%E9%A0%BC%E3%81%AE%E5%8D%B1%E6%A9%9F%E3%81%AB%E6%8F%BA%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%80%81%E5%AF%84%E7%A8%BF%E8%80%85%E3%81%AE%E6%95%B0%E3%82%82%E6%B8%9B%E5%B0%91/



 ウェブ2.0時代の象徴、ウィキペディア(Wikipedia)が根本から揺らいでいる。
 誰でも自由に文章を書いたり、編集できるユーザー参加型オンライン辞典ウィキペディア。
 その寄稿者(編集者)が日に日に減っているという。
 米国、ウォールストリート ジャーナル(WSJ)が報道した。

 2001年に公開されたウィキペディアは現在271の言語で、1400万件余りの情報を提供、固定寄稿者数は300万人に達し、超大型オンライン辞典に成長した。
 米国の市場調査会社『ComScore』によると、昨年9月から今年9月までに、ウィキペディアの訪問者数は約20%増加し、世界のサイト、アクセスランキング5位も記録した。

 だが草創期の斬新性が徐々に色褪せてきており、さらに、偽りの情報や間違った情報が掲載され、内容の真偽性問題がしばしば発生、英語版Wikipediaで2009年第1四半期の間に4万9000人以上の寄稿者が去ってしまった。

 また、現在も生存している有名人らに対する悪意的情報掲載はウィキペディアの名声に最も大きな打撃を与えている。
 今年8月末に死亡したケネディ元大統領の弟、エドワード・ケネディ米上院議員のウィキペディアに掲載された人物情報には
 「2009年1月、オバマ大統領就任当時に脳溢血で死亡した」
とかなりの期間、掲載されていたという。
 ちなみに、エドワード・ケネディ米上院議員は2009年8月25日に死去している。
 このようなこともあって、ウィキペディアは苦肉の策として、生存している人物項目に限り専門家たちの承認を通す、新しい編集案を提案した。

 また、ウィキペディアの寄稿者の層が過度に特定の層に集中していることも問題として指摘された。
 老若男女誰もが情報を上げることができるのがウィキペディアの特徴だが、
 実際の寄稿者の平均年齢は26.8歳で、
 寄稿者のうち87%が男性であると、WSJは伝えた。


 はたしてWikipediaの未来はどうなるのだろうか。
 これは、インターネットメデイアがどう変わっていくのかという問題とリンクしている。
 金銭的には問題ないが、人的問題があるということ。
 当初は百科事典を作るといった高尚な目的に参加していたが、あまりのインターネットの変貌の速さに、それはもう精神的満足感を与えるようなものではなくなり、単なる利便性のためにのみ他者に情報を発信するだけのものになってしまっている。
 便利屋になることを潔しとしない人々は寄稿者の席を降りてゆく
 となると、?




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  その後
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ウィキペディアのプログラマ、ブランドン・ハリスより

 私の追悼録の第一行目を飾るのは、今やっている仕事だと思う。
 この人生で、今ウィキペディアのためにやっていることほど重要なことは他にないと思う。
 我々は単に百科事典を作っているのではなく、人々を自由にするために働いているのだ。
 自由な知識源が使えるようになれば、我々はより良くなる。
 そして世界が自分たちよりも大きいことを理解し、寛容と理解が伝染していく。

 ウィキペディアは世界で5番目に多く訪問されているウェブサイトだ。
 私は、ウィキペディアをウェブで動かしつづけるための小さな非営利組織で働いている。
 私たちは広告を掲載しない。
 広告を掲載すれば我々の独立性が損なわれるからだ。
 ウィキペディアはプロパガンダの道具ではないし、これからも決してそうなることはない。

 私たちの仕事ができるのは、読者からの寄付があるおかげだ。あなたも10ドル、20ドル、30ドル、あるいはその他、出せるだけの額を寄付して、ウィキペディアを守る手助けをしていただけないだろうか?

 ウィキメディア財団で働くことは正しいことだと私の魂にあるものすべてが告げている。
 だから私はここで働いている。
 巨大IT企業に勤めていたこともあるが、その仕事ではそうとは知らない子供たちから金を巻き上げるように設計されたくだらないものを作ったりもしていた。
 仕事を終えて帰宅してからも気が重かった。

 ご存じないかもしれないが、ウィキメディア財団は極少数のスタッフで運営されている。
 アクセス数上位10位以内の他のウェブサイトには数万人を越える社員と膨大な予算がある。
 それでも彼らが生み出すのは、私たちがなんとか引き出している成果のほんの一部にしか相当しない。

 ウィキペディアに寄付をすると、あなたは世界中で自由な知識を支援していることになる。
 子供たちとそのまた子供たちに遺産を残すだけでなく、この宝物にアクセスできる世界中の人々の生活レベルを引き上げることになる。
 そしてまだアクセスしていない残りの人々もいつの日かアクセスできることを保証することにもなる。

 お読みくださってありがとう。

ブランドン・ハリス
ウィキメディア財団所属プログラマー




Wikipediaに寄付をしてみました  2011/11/27 19:22
http://tips.asablo.jp/blog/2011/11/27/6219924

 Wikipediaを見ると、寄付の募集が出ていました。
 みんなが千円寄付すれば、すぐに募金活動を終えることができるのだそうです。
 散々お世話になっているWikipediaなので、募金をしてみることにしました。
 クレジットカードで簡単に募金することができました。
 すぐにお礼のメールがやってきました。
 苦しゅうない。
 ( ̄^ ̄)
 なんでもWikipediaは95人のスタッフで679台のサーバーでやりくりしているんだとか。
  Googleは100万台近くのサーバーを使い、ヤフーの従業員は13,000人だとか。





ロケットニュース24 2011年12月23日
http://rocketnews24.com/2011/12/23/166161/

ウィキペディアに2463項目も書いたアラン・ソーンさんが寄付を求めて批判される
「ただの暇人じゃねーか」



 さまざまな情報が百科事典のように掲載されているサイトといえば、『Wikipedia』(ウィキペディア)だ。
 執筆者のほとんどが無償で記事を書いており、世界最大級のインターネットサイトとして有名である。

 しかし『Wikipedia』を運営するには莫大なお金が必要で、広告を掲載しないスタンスの運営事務局は、サイト利用者から寄付を募っている。
 『Wikipedia』関係者が寄付を求めるコメントをサイトに掲載しているが、そのうちのひとりアラン・ソーンさんに対して批判的な声があがっている。

 彼の本職はシステム・コンサルタントで、趣味のようなかたちで『Wikipedia』に2463項目の記事を書いてきたという。
 そんな彼が
 「これまで私はウィキペディアに2463項目を寄稿しました。
 すべて無償の仕事です」や「これからも皆さんに情報が届けられるように、1000円、1500円、2000円、そのほかいくらであれ出せるだけで良いのでご支援をお願いしたいと思います」
と書き、サイト利用者に寄付を求めているのだが、インターネット掲示板『2ちゃんねる』では以下のような声があがっている。
 
・インターネットユーザーの反応
----------------------------------
「ただの暇人じゃねーか」
「勝手にやっといて何言ってるの?バカなの?」
「執筆をやめて本業で稼いだ数十万ドルを寄付すれば解決」
書かなくていいから数十万ドル寄付してやれよ
これじゃあ日本人は募金しないよ
「そんなに執筆するヘビーユーザーならそいつが金出せよ」
「勝手にやっといて何言ってるの?」
「貧乏暇なし。つまりそういうことだ」
「タダで頑張れよな」
「あんな長文2000も書き込むとかw」
俺は1000円寄付したけど、ウィキの寄付お願いを読むとムカつくのは何故だろう
「プログラマのブランドン・ハリスの腕組みはもう許した」
「1000円寄付したよ」
 
参照元: Wikipedia




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