2011年11月5日土曜日

不可思議な文化:スマホ普及率世界最低6%

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● サムスン電子「ギャラクシーS2HD」



2011年11月04日15時37分  [ⓒ 中央日報日本語版]
http://japanese.joins.com/article/262/145262.html?servcode=300&sectcode=330

サムスン、アップル抜いて世界スマートフォン市場1位…IDC発表

 サムスン電子が世界スマートフォン市場でアップルを抜いて1位になった。

 4日のブルームバーグ通信など海外メディアによると、市場調査会社IDCは3日(米国現地時間)、サムスン電子が7-9月期に2360万台のスマートフォンを販売し、市場シェア20%で1位になったと明らかにした。
 前年の8.8%から大きく増えた。同じ期間、アップルのシェアは前年の17%から15%に落ち、2位になった。

 業界の実績発表に基づき、サムスン電子が7-9月期のスマートフォン販売で1位になったという分析はすでに先週出ていたが、市場調査会社が具体的な分析を出したのは今回が初めて。



 この携帯電話という世界にあってはどうも日本というのは独特のスタンスをもっているようである。
 通常なら、電子機器製品は日本のものが世界に普及するのが当たり前なのだが、いわく「ガラパゴス進化」と言われているように世界とは別の基準で動いている。
 このスマートフォンもそうである。
 なぜこうなるのか。
 答えはいろいろあろうが、基本的には
 「日本文化が世界の潮流とは違った動きをもっている
ということなのだろう。
 「世界と違う日本文化」、
果たしてこの持つ意味をどう解釈すべきなのか。
 グーロバル化するなかで、独特のスタンスを持ち続けようとする日本。
 「可」とするか、「非」とするかはいろいろあろうが、世界の動きの中で、
 一歩違ったアクセスの仕方をする日本
 世界がこうだから同じようにする、ということではなく、世界とは別に
 「自分が好むからこうする
という態度をもちつづけようとする日本文化。
 世界の文化潮流より、日本の文化潮流により大きな価値を見出そうとする文化
 不可思議な文化である。


Alternative blog 2011/11/03
http://blogs.itmedia.co.jp/yasusasaki/2011/11/google6-6677.html

Googleさんによると、日本のスマホ普及率世界最低の6%だそうです(驚

 スマートフォンを利用するのに当然それなりのコスト負担は必要ですが、ホームページ制作関連や電子書籍関連の仕事をするにはスマートフォンはやはり必要な存在。
 電話についてはいまだにガラケーとの2台持ちという状態ですが、過去に

●スマートフォンの台数、携帯の半分 12月販売分
http://www.asahi.com/business/update/0113/TKY201101130482.html

こんなニュースを眼にしていたので普及率の観点ではもっと行っていると思っていたら、Googleさんの調査だと最低の6%という数字なのですね!



一方、毎日4回以上オンライン接続を利用していると回答した割合をあまり数が多いとグラフが見にくいので数カ国で比較してみると、日本は68%って結果が出てきてますね、



さらに、スマートフォンで商品を購入した経験のあるユーザーが45%で、米国、英国、ドイツなどと比較すると2倍の数字なのですが、



比較可能な国すべてで見るとこんな感じ

         はい  いいえ
-------------------------------
オーストラリア   26   74
オーストリア    24   76
中国都心部    54   46
チェコ共和国   25   75
デンマーク    30   70
フィンランド    24   76
フランス       17   83
ドイツ        28  72
香港        33   67
インド都心部   50   50
インドネシア都心部 35  65
イスラエル     26   74
イタリア       23   77
日本        45   55
韓国        28   72
マレーシア    30   70
オランダ      14   86
ノルウェー    24   76
ポーランド    20   80
ロシア       23   77
シンガポール  35   65
南アフリカ    27   73
スペイン     20   80
スウェーデン  27    73
スイス      27    73
台湾       29    71
タイ        35   65
トルコ       19   81
イギリス     28   72
アメリカ      29   71
-------------------------------
性別 すべての性別
明度 すべての利用状況
年数 2011
年齢層 すべての年齢
Source: www.ourmobileplanet.com
-------------------------------

売れない、売れない言われている電子書籍自体はPCでの閲覧環境の普及も重要だと考えていますが、スマートフォン普及率が6%という話しだとiPadやこれから日本展開されるであろうKindleが普及に大きな鍵を握りつつも、スマートフォンによるマーケット規模の拡大に頼るところが大きいと思いますので、この購入経験の多さはそのままに、普及率の高さに反映してくれる日が来てくれると良いのにな…と思った次第です。

その他の調査結果なども自分の手でいろいろいじれるGoogleのサイトはこちら

Our Mobile Planet、スマートフォンの利用状況に関するグローバルな統計情報
http://www.ourmobileplanet.com/



 こういうデータもあるのだが。


【ITニュース】 2011/11/13(日) 13:01
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1113&f=it_1113_001.shtml

スマートフォン普及率は約2割、20代は3~4割



  インプレスR&Dは2011年11月8日、『スマートフォン/ケータイ利用動向調査2012』の発売決定に合わせ、その概要を公開した。
 そのデータによれば調査母体においては、スマートフォンの普及率は「22.9%」という結果が出ていることが分かった。
 男女別では男性の方が、世代別では20代が特に高い値を示している(【発表リリース】)。

 今項目の調査(プレ調査)は2011年9月29日から10月6日にかけて、パソコンによるインターネット経由で、13歳以上の男女個人・携帯電話(スマートフォン含む)かPHSを介してインターネットを利用する人に対して行われたもので、有効回答数は9万3468人。

  今調査結果項目では、調査母体全体と男女に区分した上で世代別のスマートフォン利用率(所有率、普及率。
 リリースでは同意語として用いられている)が公開されている。
 それを再構築したのが次のグラフ。
 世代・性別のウェイトバックがかけられていないので参考値でしかないが、全体としては約2割の普及率なのが確認できる(あくまでも概算値だが、男性は25.8%・女性は17.2%との値が弾き出せる)。

  むしろ注目すべきは(世代・性別のウェイトバックの考慮が要らない)各項目別の値。 
 冒頭でも触れたように男女別では全世代で男性の方が、世代別では20代が一番の普及率なのが分かる。
 これは単に
 「若者の方が新しいデジタルアイテムを欲しがるから」
といった傾向以外に、成人になり就職を果たして人生の節目を迎え、自前の携帯を所有、あるいは買い替える際、「せっかくだから」とスマートフォンを選択する機会が多いからだと思われる。

  一方、男女別に見ると、男性では「20代」「30代」「10代」の順で、女性は「20代」「10代」「30代」の順。
 男性は中堅層も新デジタルアイテム(この場合はスマートフォン)への所有衝動が大きく、それが利用率を底上げしていると考えれば道理が行くし、その仮説は容易に納得ができる。

  もちろん今件は
 「パソコンによるインターネット経由」による調査なので、インターネットを利用できることが前提。
 さらに 
 「13歳以上の男女個人・携帯電話(スマートフォン含む)かPHSを介してインターネットを利用する人」
が条件として課せられており、「60歳以上」でも1割近い値を見せているのは当然かもしれない。
 インターネット、そして携帯電話の世代別普及率を考慮すれば、
 「世代全体(インターネットや携帯電話の利用の是非を問わない)」利用率は、高齢層において今件結果より大きく落ちることだろう。
 逆に若年層はそれなりに近い精度を見せるものと思われる。

  先日発表された【ソフトバンクモバイルが純増数でトップ継続・2011年10月末時点の携帯電話契約総数は1億2371万8400件~TCA発表】にもある通り、今の日本の携帯電話市場は、スマートフォンが機関車的な役割を果たしている。
 特に条件を設けずに世間全般を対象として行った、スマートフォンの利用率が今回の結果のような値を占めるのも、そう遠い日のことでは無いと考えて間違いなさそうだ。
(情報提供:Garbagenews.com)


 つまるところ、スマートフォンは老人向けでないということのようだ。
 携帯電話すらウマクつかいこなせないのに、スマートフォンなんてとてもとても、といったところのようである。




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