2011年11月17日木曜日

中国人の移民:どちらが本当なんだろう

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● 中国人移民の減少




レコードチャイナ 2011-11-17 08:04:53 配信
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=56041&type=1&p=2&s=no#t

中国の発展が米国の中華街を衰退させる
米国への中国人移民に変化


 2011年11月12日、環球時報によると、米誌アトランティック・マンスリー12月号に「中華街の没落」と題した記事が掲載された。

 米国サンフランシスコのある中華街のビジネスセンターで移民の世話をしてきた社長は中国人の往来を見てきた。
 その中の一人、沈明発(シェン・ミンファー・39歳)さんは9歳の娘を英語が話せるようにしてやりたいと昨年秋、一家でサンフランシスコに移住してきた。
 そして最初に中華街にやってきた。

 だが、最近、この社長の顧客は増えないばかりか、徐々に減少している。
 「アメリカンドリームはついえた
 沈さんは言う。
 米国では長い間仕事がみつからず、やっとアルバイトについた。
 「中国ではいい暮らしができていた。
 家は大きく、よい仕事もあり、ここよりずっと暮らしやすかった

 彼が米国に来てから、何人の知り合いが中国に戻って行っただろう。

 日々報道されているように、中国政府が打ち出した手厚い条件が「海亀」(海外帰国者)を中国に呼び寄せている。
 中国国内で労働力が不足していることから、給与水準も向上し、仕事の選択肢も広がっている。
 ワシントンDCにあるシンクタンク「移民政策研究所」が発表した報告書によれば、移民を一方向だけの流れと見ることは誤りであり、移民の流動変化は非常に複雑であるという。
 現在の中国についていえば、実際の帰国者はもっと多い。
 研究所のデータでは、まだ少数だが、これから米国での就業がさらに厳しくなり、
 中国の条件が安定し、改善されていけば、帰国者は増え続けるだろう。

 ここ5年間、米国に移民する中国人の数は減り続けている。
 中華街はこれまで中国人移民が集まり、助け合う場所だったが、中国の台頭と移民の減少で中華街も没落してきている。
 ゴールドラッシュの時代から、中国人はずっとどこかで財産を築きたいと思い、財産を得ると中国に帰っていた。
 しかし今、富は中国国内にある




レコードチャイナ 2011-11-16 19:29:52 配信
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=56072&type=1

人材の海外流出が深刻、世界最多の80万人
「良い制度」で引き留めよ 






 2011年11月15日、中国国家情報センター予測部の張茉楠(ジャン・モーナン)副研究員は、中国の人材の海外流出数は約80万人に達しており、世界最多になっていると指摘した。
 中国経済週刊が伝えた。

 高齢化に悩む西側各国は、投資移民の受け入れによって経済を刺激し、国の成長力を維持しようとしている。
 例えば不動産不況にあえぐ米国では、
 「50万ドルの住宅購入によって、外国人にグリーンカード(永住権)を与える」
といった法案も検討されているという。

 一方、中国は、世界最大の移民輸出国だ。
 労働移民から始まり、留学移民、そして現在の投資移民へと、3種類の大きな移民ブームを経験してきた。
 近年のこうした大規模な移民ブームは中国の富だけでなく、人材や税収、消費の流失を招き、社会に大きな影響を与えている。

 中国科学院が07年に発表したデータによると、1978年以降、
 中国からの留学者数は約107万人だが、そのうち帰国したのは27万5000人に過ぎない。
 留学人数の4分の3に当たる約80万人が海外へ流出したままである。

 そのため、富や人材をどのような“良い制度”で引き留めるかが中国政府の重要な課題となっている。
 “良い制度”とは、政府による経済的な見返りではなく、独占が打ち破られること。
 そして、経済の自由、財産権の自由、移動の自由などが保障されることだ。

 公平な競争を促進して経済効率を高め、民間投資に有益な経済システムを確立することこそが、富を生み、富を引き留めることにつながるのである。




レコードチャイナ 配信日時:2011年12月11日 13時14分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=56811&type=0

海外に住む中国系移民に厳しい現実、
移住先や母国で抱く「疎外感」

 2011年12月8日、世界的な金融危機以来、海外で暮らす中国系移民を取り巻く環境は厳しくなるばかり。
 彼らの生活は多くの中国人が考えるよりも大変で苦労が多い。人民日報海外版が伝えた。

 ここ数カ月、フランスで移民申請手続きが以前と比べて格段に難しくなっている。
 申請を受け付ける役所の窓口数は減少し、提出された申請書類に対する係官の審査は厳しい。
 移民への永住許可はなかなか下りないが、申請者は増え続けている。
 不況に苦しむ多くの国では移民政策の見直しが行われ、移民の受け入れ自体を制限する方向に向かっている。
 同時に中国系商人に対する各国の法的規制による締めつけはますます厳しくなっている。

 一方で中国経済の急速な発展に伴い、
 海外で生活する中国系移民に「帰国ブーム」
が起こっている。
 しかし、外国籍の中国系移民が中国国内で就職した場合、中国人であれば支給されるはずの各種手当や恩恵が受けられず、子供の学校では外国人として高額の学費を請求されるなど、いろいろな場面で
 自分たちが「よそ者」
であることを思い知らされる。
 さらに生活習慣や考え方の違いから、中国社会になじめずに落ち込むことも。

 中国系移民が海外での厳しい経済競争に打ち勝つためには、より多くの努力が必要だ。
 そんな彼らを支えるため、中国僑務部は最良の政策を早急に打ち出す必要に迫られている。






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