2011年10月15日土曜日

サムスン、ピンチに立つ

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● サムスンの訴訟




朝鮮日報 記事入力 : 2011/10/15 08:47
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2011/10/15/2011101500368.html

特許紛争:強硬姿勢見せるサムスン経営陣

 サムスン電子の李健煕(イ・ゴンヒ)会長は14日、世界的な経済危機やアップルとの特許訴訟などについて
 「このままではいけない。もっとしっかりして、懸命に取り組むべきだ」
と述べた。
 李会長は同日、米国、日本訪問から帰国し、ソウルの金浦空港で記者団に対し
 「もっとしっかりして、前を見据えて動くことが大切だ」
と指摘した。

 李会長を出迎えた崔志成(チェ・ジソン)副会長は、アップルとの特許訴訟について
 「アップルが(半導体分野の)最大顧客だからといって尊重することも大切だが、われわれの利益を侵害するのをこれ以上座視できない」
と述べ、強硬な対応を取る方針を示した。

 崔副会長は
 「これまではあちら(アップル)が選んだ場所とあちらが選んだ論理で(サッカーの)PK戦で先に蹴ったようなものだった。
 PKは全部で5回蹴るため、1、2本を防げばよい」
と今後の訴訟に自信をのぞかせた。
 崔副会長はまた「(半導体など)部品事業とは切り離し、アップルとの訴訟に対応していく」と述べた。

 一方、サムスングループの社長団人事が11月に前倒しされるのかとの問いに対し、李会長は
 「前倒しはない。(異動の)幅はしばらくしないと分からない」
と述べた。

 李会長はまた、世界経済と関連し
 「一般的に先進国の経済がやや思わしくない。
 韓国も良くないが、先進国が思わしくないため、随分その恩恵を受けた」
と話した。
 サムスン電子の第3四半期決算が期待以上に好調だったのは、海外の競合メーカーが相対的に不振だったためだとする見方を示したものとみられる。




朝鮮日報 記事入力 : 2011/10/15 08:46
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2011/10/15/2011101500367.html

特許紛争:オランダでアップル製品の販売禁止申請を棄却

 オランダの裁判所は14日、サムスンがアップルのiPhone、iPadの販売禁止を求めた仮処分申請を棄却した。
 一方、アップルの本拠地、米国の裁判所では双方が特許侵害の有無をめぐり、真っ向から対立した。

 サムスンはオランダの裁判所で、アップルの製品がサムスンの第3世代(3G)移動通信に関する特許を侵害しているとして、アップル製品の販売を禁止すべきだと主張した。
 これに対し、裁判所は
 「アップルが使用したサムスンの技術は『必須特許』に当たり、誰でもそれを利用して製品を作ることができ、今後は公正かつ合理的な特許使用料を支払えばよい」
と判断した。

 裁判所は、特許侵害を理由にアップル製品の販売まで禁止するのは行き過ぎだと判断したとみられ、今後双方が協議を行い、適切な特許料率を定めることを求めた。

 米国でも攻防が繰り広げられた。
 カリフォルニア州北部サンノゼ連邦地裁は同日、サムスンに特許を侵害されたとし、アップルがサムスン製品の販売禁止を求めた仮処分申請に対する第1回審理を行った。
 同地裁はアップル本社から車で15分というお膝元にある。

 韓国系のルーシー・コ裁判長は、両手にアップルのiPadとサムスンのギャラクシータブを持ち、サムスン側の弁護人に
 「どれがギャラクシータブか、iPadか区別できるか」
と尋ねた。
 両者のデザインが似ているとの点を踏まえた質問だった。

 とはいえ、コ裁判長はアップルの主張を認めたわけではなく、アップルが主張する特許4件のうち、「スクロール・バウンシング」と呼ばれる技術の特許をサムスンが侵害したと主張を退けた。
 この技術は、スマートフォン上の写真に指でタッチし、画面の端に移動させると、写真が壁にぶつかって、跳ねるような感覚を与えるものだ。

 コ裁判長は、残る特許3件についても
 「有効かどうかを判断するのは困難なので、アップルは追加資料で立証すべきだ」
と命じた。
 裁判所はアップルの資料提出を受け、2週間以内に販売を禁止するかどうか決定する。
 サムスン電子関係者は
 「裁判所がアップルの主張をうのみにしなかったことは評価できるが、どんな結果が出るかは予見できない」
と述べた。




朝鮮日報 記事入力 : 2011/10/15 08:32
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2011/10/15/2011101500363.html

特許紛争:失敗に終わったサムスンの反撃

 オランダのハーグ地裁は14日、サムスン電子が申し立てた、米国アップル社の製品(スマートフォン〈多機能携帯電話端末〉「iPhone」の旧型機種とタブレットPC〈タッチパネル式の表示・入力部を持つ携帯可能なパソコン〉「iPad」)の販売禁止を求める仮処分申請を棄却した。
 今回の仮処分申請で対象となった製品は、サムスン電子が最近、イタリアとフランスの裁判所に申し立てた「iPhone」の販売禁止を求める仮処分申請とは異なる。
 しかし、仮処分申請の根拠が、サムスン電子が有する第三世代の通信技術という点では類似しているため、今後の訴訟に影響を与えるものとみられる。
 また、ハーグ地裁はこの日の決定で
 「サムスン電子が法外な特許料を要求したと判断されるため、両社が合意し、適切な水準の特許料率を決めるように」
と通告した。




朝鮮日報 記事入力 : 2011/10/15 08:31
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2011/10/15/2011101500362.html

特許紛争:サムスンVSアップル、米で韓国系女性判事が担当

 サムスン電子と米アップルの特許訴訟を、韓国系米国人判事が担当している。
 13日(現地時間)に初の審理を行ったルイ・コ判事(韓国名コ・ヘラン)は、カリフォルニア州初の東洋系連邦判事だ。

 米ワシントンで生まれたコ判事は、ハーバード法学大学院を卒業後、法務部次官の補佐官や連邦検事を務めた。
 その後、ローファーム(法律事務所)を経て昨年1月、カリフォルニア北部地区を管轄する連邦判事に任命された。
 現地では、韓国系とはいえコ判事は米国で生まれ育ったため、裁判に特に影響はないものとみている。


 サムスンはまだ一度もアップルに勝っていない。
 ということは、世界はサムスンの言い分を「よし」とはしていないということになる。
 もしかして、無謀な戦いをサムスンはしかけたのではないだろうか、と反省することはあるのだろうか。
 全世界でアップルに凱歌が上がったら、サムスンはどうなるのだろう。


ガジェット通信 2011.10.15 13:30:24
http://getnews.jp/archives/146179

● ソウル新聞より引用

サムスンがアップルとの訴訟合戦で4連敗! 韓国内からは「これ以上の負けは致命的」との声

 韓国サムスンと米アップルが世界各地で繰り広げている特許合戦で、サムスンが次々と敗北している。
 オランダのハーグ地方裁判所は14日(現地時間)、サムスンが自社の特許を侵害したとして、アップル製品の販売差し止めを求めた仮処分申請を棄却した。

 サムスンの敗北は、ドイツ、オランダ、オーストラリアに続く4度目で、サムスンが起こした特許訴訟では今回が始めて。
 サムスンは相変わらず強気な姿勢を崩していないが、韓国国内では「これ以上の敗訴は致命的」などと不安視する声が広がっている。

 サムスンは9月25日、同裁判所にアップルが通信特許を侵害しているとして『iPhone4』『iPad2』に対する販売差し止めを求める仮処分を申請していた。
 判事長は、
 「アップルが使用しているサムスンの技術は“必須特許技術”であり、誰でもこれを利用することができる。今後は公正で合理的な特許使用料を支払えば良い」
とした。
 この判決は、通信特許訴訟で勝利を確信していたサムスンにとって、衝撃的な内容だったという。

 韓国メディア「ソウル経済」は今回の判決について、次のように報じている。
 「サムスンは通信特許訴訟に自信を持っていたが、オランダの裁判所は事実上これを認めなかった。
 サムスンが反撃カードを準備している『iPhone4S』販売禁止戦略も大きく狂うことになるだろう」。

 また、ほかのメディアもサムスンの相次ぐ敗北を受けて、
 「サムスンの通信特許攻勢に赤信号が灯った」
 「特許戦での負けは売上減少だけでなく企業イメージにも深刻な打撃を与える」
 「これ以上の敗訴は致命的」
などと報じている。

 サムスンの関係者は、
 「まだ本案訴訟が残っているため、結果を判断するに至って居ない」
とし、今後も『iPhone4S』の販売差し止めを求める仮処分申請を拡大するなど積極的に対応するとしている。
 相変わらず強気なサムスンだが、韓国国内の見方は暗い。

 サムスンが休戦宣言?
 「ジョブズの葬儀中(だけ)は訴訟合戦しません」


 サムスンは窮鼠になったようだ。
 ところかまわず噛み付いている。
 果たし冷静な企業判断は出来ているのだろうか。
 なにか、非常に暗く感じるのだが。
 もう喧嘩するしか手はないようになっている、と思えるのだが。
 日本はこういうサムスンの動きを企業経営の教材の一つとして見つめているのだろう。
 結果がどうなるのか、大いなる教訓が受け取れると思っているのではないだろうか。
 日本の企業というのは、腹の底の下にまた底があるような冷ややかさがある。
 それからみるとサムスンはあからさまでいいのだが。


2011年10月17日13時45分  [ⓒ 中央日報日本語版]
http://japanese.joins.com/article/690/144690.html?servcode=300&sectcode=330

サムスン電子、日本・オーストラリアでiPhone4S販売禁止仮処分訴訟

サムスン電子が、日本・東京とオーストラリア・ニューサウスウェールズ州の裁判所に、アップルのiPhone4Sについての販売禁止仮処分訴訟を起こしたと17日、発表した。
サムスン電子は、日本ではiPhone4SのほかにもiPhone4・iPad2についても提訴対象としている。
これは今月5日、フランスとイタリアに続き、日本とオーストラリアにも仮処分申請国家を拡大したものだ。

提訴内容は、オーストラリアの場合はWCDMA(広帯域符号分割多元接続)やHSPA(高速パケット伝送方式)など通信標準に関する特許3件、日本ではHSPA標準特許1件と携帯電話UI(ユーザー インターフェイス)関連の商用特許3件の侵害を理由に仮処分訴訟を申し立てている。
サムスン電子は
 「アップル社の製品が、サムスン電子の保有している特許を侵害しているため、販売が許容されるべきではない」
と強調した。
また、サムスン電子は、オーストラリアの裁判所が13日に下したギャラクシータブ10.1の販売禁止仮処分判決についても控訴した。


 ただ、残念なことにサムスンに同情する人々の数はあからさまに少ない。
 多くが「やり過ぎ」とニガニガしく思っているのではないだろうか。
 なぜ、歩み寄りというか落とし所をわきまえないのかという暗澹たる気分にされられるのがサムスンの動き。



2011年10月17日16時08分  [ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
http://japanese.joins.com/article/697/144697.html?servcode=300&sectcode=330

アップル、序盤は優勢も…サムスンが「標準技術」で逆転狙う

グローバル情報技術(IT)業界を揺るがす「世紀の特許戦」が新しい局面を迎えた。
 サムスン電子とアップルが世界スマート機器市場の主導権をめぐって争う巨大な戦争だ。
 訴訟戦の第2ラウンドの幕を開いたのはオランダ・ハーグ裁判所。

14日、同裁判所はサムスンが要請したiPhone・iPad販売差し止め仮処分申請を棄却した。
  一方、アップルはサムスンに特許料を支払うべきであり、両社間でこれに対する合意が必要だと明記したことで、長期戦にもつれる展開となった。
 これで両社は相手製品の販売差し止めを引き出すための仮処分訴訟だけでなく、本源的な‘パワー’を持つ特許は誰のものかを争う本案訴訟にまで本格的に入り込むことになった。
 訴訟戦略も変わるしかない。
 アップルとノキアが最近似た特許訴訟戦を繰り広げた前例から見ると、終盤に劇的に和解する可能性もある。

◇訴訟戦の発端

=アップルは4月15日、米サンノゼ裁判所にサムスン電子を提訴した。
 サムスン電子の「ギャラクシー」スマートフォン・タブレットPCがアップルのデザイン・機能特許を侵害したと主張した。
 表面上はアップルの攻撃だった。
  しかしその背景にはサムスンとのロイヤルティー交渉が難航したためというのが、サムスン側の主張だ。

アップルが訴訟を起こした6日後、サムスンはソウル中央地裁と独マンハイム裁判所、日本東京地裁に同時に
 「アップルのiPhoneとiPadがサムスンの特許を無断で使用した」
として本案訴訟と仮処分申請をした。
 その後、両社の訴訟戦は9カ国・30件に拡大した。
 専門家らは、同じ当事者が同じイシューで繰り広げる訴訟のうち、世界的に最も広範囲で進行中の法廷紛争とみている。

多くのスマートフォンとタブレットPCメーカーのうち、アップルが唯一サムスン電子を標的にした理由は何か。
 サムスンのギャラクシーシリーズがアップルの最も強力なライバルに浮上したためという見方が多い。

アップルのiPhoneは昨年7-9月期のシェア17.4%から今年4-6月期は18.5%と1.1ポイントの上昇にとどまった半面、サムスン電子は同じ期間、9.3%から17.5%へと飛躍的に成長した。
 アップルのiOSとサムスン電子に代表されるアンドロイド陣営間の代理戦という分析もある。

◇アップルの4連勝、理由は?

=30件の訴訟および仮処分申請のうち、現在まで結論が出たのは仮処分申請4件。
 すべてアップルが勝った。
  アップルの連勝の理由の一つは、デザインや使用法など目に見えて理解しやすい機能特許を浮き彫りにして裁判所から有利な判断を引き出したからだ。

一方、サムスンは通信標準特許を前面に出している。
  サムスン電子の関係者は「3G(第3世代)通信技術は携帯電話の製造に欠かせない技術であるため、サムスンの技術を使わずに携帯電話を製造することはできない」と自信を表した。
  iPhoneから「通信機能」を除けばiPod(MP3プレーヤー)になるという論理だった。
  しかしここで意表を突かれた。
ハーグ裁判所は
 「サムスン電子は通信標準をつくるのに参加した当事者として、標準化された技術を公正かつ合理的な条件で他社が使用できるようにするべき」
という趣旨で、iPhone・iPadの販売を差し止めてほしいというサムスン側の申請を棄却した。
 アップルの戦略通り、法的争点が
 「アップルがサムスンの特許を不当に侵害したのか」
から、
 「サムスンは特許使用を許諾する義務がある」
に変わった。

◇今後の展望

=短期的にはサムスン電子に不利だ
 サムスンが提起したすべての訴訟に共通した武器である「通信標準特許」の刃が鈍ったからだ。
 サムスンが新型iPhone4Sの販売差し止めを申請したフランスとイタリアの裁判所をはじめ、サムスン・アップル訴訟が進行中の裁判所に間接的な影響を及ぼすおそれがある。
  特許専門家フロリアン・ミュラー氏は
 「アップル側の弁護士がハーグ裁判所の決定をフランス語とイタリア語に翻訳して該当裁判所に提出するのは明らか」
と述べた。
 こうした中、サムスン電子はiPhone4Sの販売禁止仮処分申請国をさらに拡大することを示唆した。

サムスン電子は「標準特許」だけでなく機能特許までも前面に出しながら法廷攻防を続ける計画だ。
  サムスン電子の関係者は
 「訴訟戦の第2ラウンド、第3ラウンドへ行くためには、通信標準特許中心から抜け出し、特許多角化戦略を使わなければならない時点」
とし
 「サムスンも使用性を高める機能特許やデザイン特許などを多く保有しているが、これらが前面に出てくるだろう」
と述べた。

長期的には必ずしもサムスンに不利になるとは限らないという分析もある。
  ハーグ裁判所が
 「サムスン電子の特許権を侵害しなかった」
というアップルの主張も棄却したため、今後の本案訴訟でこの問題が扱われれば勝訴する可能性もある。
 裁判所は
 「両社が特許使用料に関する合意を引き出せない場合、サムスンが関連訴訟を提起する権利は依然としてある」
と明示した。
  「販売差し止め」には失敗したが、アップルから適正特許使用料を受けられる道が開かれたのだ。

一部の人は和解の可能性を提起している。
  成均館(ソンギュングァン)大学のチョン・チャホ法科大学院教授は
 「訴訟費用が少なくないうえ、契約でお互い絡んでいるため、破局に向かうことは考えにくい」
と予想した。
 チョン教授は
 「特許訴訟は結局、訴訟中の‘和解技術’」
とし
 「米国の場合、和解比率が95-97%にのぼる。
 サムスンも水面下交渉を稼働していると聞いている」
と述べた。

◇アップル-ノキア訴訟
サムスン電子ーアップル間の訴訟と最もよく似ている最近の例として、アップル-ノキア間の紛争を挙げられる。
ノキアは09年10月、自社の無線技術関連特許10件を侵害したとして、米デラウェア裁判所にアップルを提訴した。
  アップルは同年12月、ノキアが13件の特許を侵害したとしてノキアに対抗した。
 今年6月にアップルがノキアに07年以降に販売したiPhone関連特許のロイヤルティーを一括で支払い、今後、決められた期間はロイヤルティーを支払う条件で終えた。


 サムスンは自分に不利なことは重々承知のようである。
 アップルからささやかなロイヤリテイーを貰えるという自己満足で、なんとか和解に持ち込みたいというのが本音のようである。
 またそうしないといけない。
 この訴訟、サムスンに毛ほども勝ち目もない。





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