2011年10月19日水曜日

18人が見て見ぬふり中国2才児ひき逃げ事件:冷淡さの中国社会

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● 陳賢妹(ちん けんめい)さん(58才)


ロケットニュース14  2011年10月18日

18人が見て見ぬふり中国2才児ひき逃げ事件、
救助した女性が「売名行為」だと非難される

 先日、中国広東省で2才児が車にひき逃げされたあと18人が見て見ぬふり、結果2度車にひかれることになったという痛ましい事件が起きた。 
19人目に現れた女性が道路でぐったりしている女の子を助け、女の子はやっと病院に運ばれた。
 彼女はその行為から有名人になったのだが、なんとその後
 「有名になりたかったから助けたんじゃないか」
と心ない市民から非難されていることがわかった。

 ひどい中傷を受けたのは陳賢妹(ちん けんめい)さん(58才)。
 2度ひき逃げにあい血まみれになっていた女の子を救助した女性だ。
 事件が事件だけに彼女は一躍有名人に。
 連日報道されていることはもちろん中国版Wikipedia「百度百科」にもページができてしまうほどだ。

 だが、その状況が面白くなかったのか、一部の心無い市民から
 「売名行為だ」
 「有名になりたかったからやったんだろう」
と激しく非難されていることがわかった。
 陳さんの家族も
 「正しいことをするのがそんなにいけないことなのか」
と心を痛めている。

 陳さんによると、彼女は読み書きができず電話も一人ではかけられないそうだ。
 倒れていた女の子を道路の脇に寄せ、周囲に救急車を呼んでくれるようを願い出たが、誰も応じなかったとのこと。
 やっとの思いで女の子の両親を見つけ、救急車を呼んだとのことである。

 非難されるべきは陳さんでなく、ひき逃げ犯と素通りしていった18人、そして陳さんの要請を無視していた人々ではなかろうか。
 
ネットユーザーからは

「人の善意をそんな風に言うなんてひどすぎる」
「中国の恥、彼女がいなかったら中国社会はもっと恥をさらしただけだ」
「やっかんでるんだろう。そんなに有名になりたければ人助けをすればいいじゃないか」
「私は陳さんを尊敬します」

などとコメントしている。
 
 また陳さんは
 「私が稼いだお金ではないから」
と、政府からの感謝状と報奨金2万元を辞退。
 この行為にもネットユーザーたち
 「いい人はどこまでもいい人だ」
と感心しているそうだ。

 17日現在、被害に遭った女の子は集中治療室で治療中だが予断を許さない状態だ。
 一部では脳死状態との報道もあり、命が助かっても後遺症が残るのは必至だという。
 「もしすぐに救急車を呼んでいれば……」
 「陳さんを非難するのは筋違いだ」
と中国社会も改めて憤りをあらわにしている。 

参照元:商都網(中国語)


● ロイター

レコードチャイナ 2011-10-19 18:57:37 配信

根底にあるのは道徳心の欠如?
法制度の不備?
=少女ひき逃げ・放置事件で論議

 2011年10月18日、中国・環球網は、広東省仏山市で起きたひき逃げ事件を取り上げた。
 中国国内のみならず、海外メディアも注目している。

 13日、仏山市で凄惨なひき逃げ事件が起きた。
 ある路地で、ワゴン車が2歳の少女・悦悦ちゃんに衝突。
 そのまま走り去った。
 地面に横たわり動けない悦悦ちゃんを、通行人は見て見ぬふり。
 監視カメラがとらえた映像では、なんと18人が瀕死の少女の脇を通り過ぎている。
 その間にやってきた別の車が悦悦ちゃんをひいてしまうという第2の事故まで起きてしまった。

 「中国人民の恥」 
 「中国社会はどうなってしまったのだろう?
 ニュースを見て寒々しい思いがした。
 この荒廃をいかにして終わらせるか
 全員で考えなければならない」
との中国ネットユーザーの声を、英ロイターが紹介。
 格差社会化が進む中、社会の価値観が変化していることが大きなテーマになっている論じた。

 一方、道徳心の問題ばかりがクローズアップされていることを懸念する人もいるという。
 米誌タイムによると、道徳心ではなく法律制度こそが問題との意見もある。
 その象徴とも言えるのが2006年の彭宇事件だ。

 街で転倒した老人を助け起こした青年・彭宇(パン・ユー)さんが、その老人から「この青年に突き飛ばされた」と訴えられた。
 裁判所は
 「自分で突き倒したのではなければ、助け起こさなかっただろう」
との推論から、一審では有罪判決を下した。

 世論の批判が高まり、二審で和解したがその条件は明らかになっていない。
 今回の事件を受けて、
 「リスクを考えれば、自分も見て見ぬふりをしたかもしれない
との声も上がっている。
 米紙ウォール・ストリートジャーナルは人助けした人が守られ、支援されるような法制度が必要だと指摘している。

 わからん !


朝鮮日報 記事入力 : 2011/10/18 10:08
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2011/10/18/2011101800814.html

ひき逃げ女児見て見ぬふり、地に落ちた道徳心 /中国広東省

 中国南部の広東省仏山市にある市場の路地で、2歳女児が2回も車にひき逃げされ、路上に横たわっているのを通行人が誰も助けようとせず、その場面を撮影したショッキングな監視カメラ映像が報じられた。
 中国社会では、地に落ちた道徳心を嘆く声が広がっている。
 女児は病院に収容されたが昏睡状態に陥っている。

 17日付新京報などによると、事故があったのは13日午後5時25分ごろで、現場は仏山市北部の金属製品市場「広仏五金城」の路地。
 母親が洗濯物を取り込む間、兄を探して通りに飛び出した悦悦ちゃん(2)は、軽トラックにぶつかり、前輪で太ももの部分をひかれた。
 事故を起こした運転手は、一時停止したものの、再びアクセルを踏み込み、後輪でも再び悦悦ちゃんをひいた。
 直後に通り掛かった通行人3人は、血を流して倒れ込んでいる悦悦ちゃんを見て見ぬふりして過ぎ去った。
 2分後には、別の軽トラックが再び悦悦ちゃんをひいた。
 それまでもがいていた悦悦ちゃんは、その後微動だにしなくなった。
 その後15人が現場を通り掛かったが、助けようとする人は誰もいなかった。

 悦悦ちゃんを助けたのは、通りを掃除していた50代女性。
 大声で「誰の子どもだ」と叫びながら、悦悦ちゃんの体を道路脇に寄せた。
 そのときになり、やっと母親が走り寄ってきた。
 事故から7分後のことだった。
 悦悦ちゃんは硬膜下血腫、脳挫傷、複雑骨折などで、生死の境をさまよっている。




サーチナニュース 2011/10/20(木) 11:14
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1020&f=national_1020_072.shtml

「瀕死女児放置の記念碑を建てよう」学者が提案

  中国広東省で発生した瀕死女児放置事件について同省は19日、社会道徳推進に関する有識者座談会を開催、「記念碑を建てて戒めとせよ」との意見が出た。
 西部網が伝えた。

  同省社会工作委員会が19日に開いた座談会には人民代表、政治協商委員、慈善団体メンバー、学者、医師ら各界から有識者が出席した。
 出席者らは事件について意見交換し、失われた社会道徳をいかに回復させるかなどについて話し合った。

  近所づきあいの回復や、道徳教育の強化などの意見が出る中、華南師範大学理論部の談方教授は
 「事件記念碑を建てて、現代後代への戒めとせよ」と提案した。
 座談会ではさらに、道徳欠如に関する一連の事件はあくまでも社会の一部に過ぎず、「『人の冷淡化』を誇大化してはならない」
 「良い人や良い行いをもっと肯定的に伝える必要がある」
とメディアの世論誘導についても提言が出た。

  西部網によると、被害者である2歳の女児は事件発生から約1週間が経過した現在も容体は好転せず、危険な状態が続いているという。




毎日新聞 2011年10月19日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/world/news/20111019ddm007030125000c.html

中国:ひき逃げ2歳児、18人見て見ぬふり 人心荒廃嘆く

 ◇広東地元テレビがビデオ流す ネットで批判殺到、人民日報「道徳向上を」

 【上海・隅俊之】中国広東省仏山市の路上で今月13日、2歳の女児が車にひき逃げされたのに、通りかかった18人が助けようとせず、女児は別の車にひかれてしまった。
 女児はその後、病院に運ばれたが、意識不明の状態。
 地元テレビ局が放送した現場の防犯ビデオの映像には、路上に倒れて苦しむ女児をよけたり、バイクを止めてのぞき込んだ後に通り過ぎたりする人々の姿があり、
 「物質的に豊かになった半面で人心が失われた」
 「社会の道徳心は地に落ちた」
との嘆きが中国全土に広がっている。

 事故は、仏山市南海区の金属製品の卸問屋が並ぶ狭い路地で起きた。
 ビデオ映像や現地からの報道によると、13日午後5時半ごろ、道路を横切ろうとした女児を白いワゴン車が右側前輪でひき、そのまま逃走。
 倒れた女児は手を動かすなど助けを求めていたが、救助されるまでの数分間、18人がバイクや徒歩で横を通りすぎた。

 女児は当時、幼稚園から帰宅した後、洗濯をしていた母親が目を離したすきに外出。
 自宅から約100メートル離れた現場近くで事故に遭った。
 廃品回収業の女性(58)が「誰の子だ」と女児を抱えながら付近を歩き回り、母親が異変に気づいて救急搬送された。

 インターネットの中国版ツイッター「微博」上では、この18人に対し「冷血動物だ」などの批判が殺到。
 「発展とともに私たちの社会の中に(面倒なことに関わりたくないという)計算や欺く気持ちが広がっている」
と社会道徳の崩壊を嘆く声が圧倒的多数を占めた。

 反響が社会全体に広がったことから、中国共産党機関紙「人民日報」も18日、
 「私たち皆が(現場に遭遇する)赤の他人になりうるのだ」
と題した論評を掲載。
 「文明社会の公民の責任にも関わる問題だ」
と断じ、道徳意識の向上を求めた。

 2番目にひいた男は13日に、最初の男も16日に逮捕された。
 調べに対し、自首した男は
 「物をひいたと思ったが、子供とは思わなかった」
と供述。
 「自分にも生後9カ月の娘がおり、心苦しい」
と後悔しているという。

 また、18人のうち5歳の子供と通りかかった女性は、地元紙に対し
 「口と鼻から血を流し、小さな声で泣いていた。
 怖くなって、自分の子供も泣き出し、その場を離れてしまった」
と悔やんでいた。

 女児は人工呼吸器につながれた状態。
 母親は
 「最初にひかれた時に誰かが通報してくれていれば」
と心情を吐露。事故直後、
 父親が近所に情報を求める張り紙を掲載し、自分の携帯電話番号を記したところ、
 「カネは払うが捕まりたくない」
 「1万元でどうだ」
などと犯人を装ったいたずら電話も複数あったといい、家族は二重の苦しみに遭っている。

 一方、18人が通りすぎた背景として、06年に江蘇省南京で起きた“事件”を指摘する声もある。

 中国メディアなどによると、バス停で転倒してけがをした高齢の女性を、若い男性が善意で病院に搬送。ところが、逆に女性から
 「この男に突き落とされて骨折した」
と主張され、損害賠償金を払わされる羽目になったという。

 微博上には、
 「善意を逆手にとられてしまうような社会では、関わらない方がましだ
と18人を擁護する意見も掲載されている。




サーチナニュース 2011/10/20(木) 21:00
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1020&f=national_1020_264.shtml

道徳崩壊の女児ひき逃げ放置事件、世界の主要メディアも報道

  広東省で13日に発生した2才の女児が車にひき逃げされ、事故の一部始終を目撃した18人が見て見ぬふりをした事故が中国で波紋を広げているが、世界の主要メディアも大きく報じている。
 環球時報(電子版)が19日付で報じた。

  英紙インディペンデントは、今回の事件は中国人に驚きと恥辱を与えたと報道。
 人びとのあいだでは、
 「中国はすでに道徳的指針を失ってしまったのか、激しい議論が交わされている」
と伝えた。
 米CNNは、見て見ぬふりという冷酷な態度に、多くの人が憤(いきどお)ると同時に、女児を助けた女性の行動に希望の光を見出していると報道。
 「この清掃員は良識に従って行動したが、多くの人びとがすでに良識を失ってしまった」
と伝えた。

  また、ロイター通信は、多くの中国人が他人を助けないのは、自分が加害者とされかねないためだと分析した。
 CNNは
 「近年の中国では事故などの被害者を助けるべきか否かの議論がされているのは、事故の被害に遭遇した一部の老人が、高額な医療費をねん出するために、助けてくれた人を加害者として法廷で訴えるということがあったため」
と報じた。

  そのほか、米タイム紙は、
 「中国政府の関連部門が過去に、老人が倒れていても、すぐには助けないように、と国民に忠告していた
と紹介し、この提案の結果が非常にはっきり表れていると伝えた。
 また、米ウォール・ストリート・ジャーナルは、中国には
 「勇気を持って正しい行動をする」
ことを支持する法律が欠如しており、他人を助ける親切な人を保護することができないと分析している。




サーチナニュース 2011/10/21(金) 10:40
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1021&f=national_1021_060.shtml

ついに「見殺し」に……車にひかれ放置の女児が死亡

  9月13日に中国広東省内の路上で車にはねられ瀕死の重傷を負った2歳の女児を多くの通行人が無視した事件で、被害者の女児が現地時間21日未明に死去した。
 網易など多くの中国メディアが女児の死去を速報で伝えた。

  2歳の女児は13日午後、同省仏山市内の路上で車にはねられた。
 事故発生直後、18人の通行人が誰も女児を助けようとせず、女児は後続車にもう一度ひかれたことが現場の防犯カメラの映像で明らかになった。
 映像がネット上に出回ると、中国国内メディアが一斉に注目、
 「社会道徳の欠如」
を象徴する事件として大騒動に発展した。

  瀕死の重傷を負った女児はその後市民に救助され、病院に搬送されたが容体は次第に悪化。
 生死の境をさまよい続ける状況が1週間ほど続いた。
 女児を救うべく全国から募金が続々と寄せられたが、21日午前0時32分に息を引き取った。

  記事は
 「天国の『冷淡』のない世界での暮らしは、これまでより幸せで楽しいことだろう。
 我々はあなたの名前を忘れない」
と社会の冷淡さに対する皮肉を交じえつつ、女児に冥福を祈るメッセージを送った。


 ということは「中国社会とは『冷淡』さの世界」ということか。


ガジェット通信 2011.10.22 04:34:00
http://getnews.jp/archives/147375

中国の幼児ひき逃げ事件 何故2回もひいたのか? 
その理由が酷すぎる

 中国で起きた2歳の幼児ひき逃げ事件はご存じだろうか。
 バンが2歳の幼児をひいて更に後輪でも2度ひくという酷すぎる事件。
 このひかれた幼児は助かるまでに18人以上もの人に無視され続け、ようやく発見されたおばさんが路肩に移動させるというもの。
 女児が体から大量の血を流しているのに通行人は無視をし続けるというこの事件は一部始終が監視カメラに撮影されており映像が『YouTube』でも公開されている。
 その同映像はニュース番組でも放送され中国内で大きな波紋を呼んでいる。

 この事件の犯人はひき逃げ犯として捕らえられたが、何故2回もひいたのだろうか? 
 その真相をロイターが突き止めたところ驚くべき回答が帰ってきた。
 「ひき殺した場合は1500ドル払えば済む話だが、生きていたら最低でもその10倍の金額を支払わなければいけない(一部要約)
と答えている。
 つまり払う罰金が勿体なくて2回ひいたとしている。

 この女児は瀕死の状態で病院に運び込まれたが、死亡してしまった。
 中国では両親が泣く場面も放送され多くの人が同情している。
 この車だけでなく後続からきたトラックも同様にひいていることも驚きだ。

 この19人目に目撃し女児を助けたおばさんは企業から120万円の報酬金が送られたという。
 国も報酬金を出したがそちらは断ったという。
 しかし、この報酬金目当てで自作自演が横行するのではというネットユーザーの意見も飛び交っている。

中国で2歳女児ひき逃げ、通行人ら相次ぎ無視に怒り殺到(字幕・18日)


※画像はロイターより引用。




ロイター 2011年 10月 21日 14:32 JST
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-23745320111021

ひき逃げ放置の中国2歳女児が死亡、党幹部はモラル向上指示

 [北京 21日 ロイター] 中国広東省仏山市で2歳の女児がひき逃げされ、通行人十数人が無視して通り過ぎた事件で、入院先で治療を受けていた女児が、事故から約1週間経過した21日未明に死亡した。
 地元メディアが伝えた。

 この事件は13日に発生。
 女児は狭い路地でライトバンにひかれ、通行人らに無視された上、さらに別のトラックにもひかれた。
 女児は最終的に女性が助け出したが、事故現場に約7分間放置されていた。

 事件をめぐっては、インターネット上で女児を無視した通行人らを非難するコメントが殺到。中国版ツイッター「新浪微博」 には「中国国民の恥だ」などという書き込みが相次いだ。

 中国新聞社が地元メディアを引用して伝えたところでは、病院による懸命な措置も実らず、女児は21日早くに亡くなったという。
 女児をひき逃げした運転手2人は既に逮捕されている。

 広州日報によると、この事件を受けて、同省の共産党幹部
 「社会全体の道徳水準の向上に向けて、積極的かつ効果的な方策を取るように
と、省当局者の会合で指示を出した。

http://jp.reuters.com/news/video/combo?type=oddlyEnoughNews&videoId=223647950&videoChannel=203


 共産党自体のモラルが低下しているのに、指示を出してもどうにもなるまい。



サーチナニュース 2011/10/23(日) 11:33
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1023&f=national_1023_075.shtml

わが国の道徳は崩壊した…10年前より大きく後退

  環境時報(電子版)が行ったアンケートによれば、8割のネットユーザーが10年前と比べて中国の道徳概念が大きく後退したと考えており、道徳崩壊の原因として、多くのユーザーが拝金主義の蔓延(まんえん)を挙げた。

 「現在の中国の道徳レベルは10年前と比べてどう変化したか?」という問いに、86%のユーザーが「大きく後退した」と答え、「少し後退した」が9.5%だった。
 「道徳崩壊をもっとも体現しているのはどの分野か?
という複数選択可の問いには、
 政府役人がもっとも多くて16.9%、
 次いで警察・弁護士・裁判官が15%、
 医者が13.3%、
 企業家が11.7%、
 芸能人が11%、
 学者や専門家が10.1%で
 教師が9.7%
だった。

  「道徳崩壊の主な理由は何だと思うか?」
 との問いに、 
 44.2%の人が「拝金主義の蔓延」を挙げ、
 32.1%の人は「犯罪者への処罰が甘い法律ゆえに不正が助長されている」
と「法律が善行者を保護できず、善を行うリスクが悪行につながっている」を挙げた。

  「見知らぬ人が困っている時、厄介事には巻き込まれたくないと考えるか?」
との問いには、
 「必ずそう考える」と「よくそう考える」が合わせて59.7%を占め、
 「そんなことは考えたことがない」はわずか7.1%だった。
 「見知らぬ人が倒れている、あるいは命が危険な状態であるのを見たらどうするか?」
という問いに、
 62.8%の人が「警察や救急に電話するが、近寄らない」と答え、
 「直接助ける」はわずかに9.1%だった。
 さらに、18.1%の人は「傍観する」、「こっそりと立ち去る」
と答えている。

  「道徳を守ることが成功を得るのに必要な条件だと思うか」
の問いには、59.4%の人が否定的に応え、必要と答えたのはわずかに28.6%だけだった。
 「勇気を持って正しい行いをするのを後押しする法律の制定に賛成か?」
の問いには、75.2%が「賛成」と答え、「反対」は12.4%だった。
 「誠実な社会実現に必要なものは何か?」
の問いには、
 28.9%の人が「法律」と答え、
 「制度」が24.7%、
 「道徳と良識」が23.9%、
 「世論の監督」が19%
だった。




サーチナニュース 2011/10/24(月) 15:10
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1024&f=national_1024_190.shtml

“証人”を伴って、交通事故で負傷の青年を救助・通報

  湖北省武漢市で21日、交通事故に遭った青年が倒れているのを、近くを通りがかった車の運転手が見つけ、近くのガソリンスタンドの店員を伴って青年を救助、警察に通報した。
 怪我した青年は、両足に重傷をおっているものの、命に別状はない模様。
 通報した運転手は、名前なども名乗らずに立ち去ったようで、青年の父親がメディアを通じて、感謝の意を示した。

  中国では以前、親切心で手を貸した人が、助けてあげたはずの人から難癖をつけられ、治療費などを請求されるようなケースが相次いだこともあり、
 「親切で誰かを助けると大変な目に遭う」
という考えが急速に広まった。
 一方、広東省仏山市で13日、
 「ワゴン車にはねられ路上に倒れていた2歳の女児を、18人の通行人が救助せずに放置していた」
というショッキングな事例まで発生していた。

  今回のケースでは、ガソリンスタンドの店員を“証人”として救助にあたった。
 これだと、事後に難癖をつけられる恐れも低まり、人道救助もできることにはなる。
 これに対して、中国のインターネット上でもさまざまな意見が寄せられた。

  「回りくどいが、このような方法が正解か。
 事後に面倒に巻き込まれることもない」
 「この運転手は頭が良い。どのような方法だろうと、人を助けたのだから」
 「運転手は良い人だ。自分を守りながら、人も救った。奨励されるべき方法」
と賞賛の声が多かった一方で、
 「良い方法かもしれないが、けが人が一刻を争う状態であればどうだったのか? 
 やはりまず通報しなければならない」
 「可愛そう。証人がいなければ人助けもできない。なんて悲しいんだ」
など批判する声もあった


 何かが狂い始めているようだ。
 それが雪ダルマのように大きくなっていきそうな予感がする。
 




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